尾瀬  2011年9月8日〜10日

9月9日  山ノ鼻→鳩待峠→アヤメ平→富士見峠→竜宮→見晴→白砂峠→沼尻→尾瀬沼東岸→沼山峠→抱返ノ滝→七入

  3時15分起床。手持ちのパンで軽い朝食を済ませます。携帯電話が気になりますが、予定通り行動する事に決めました。
  4時15分に山の鼻小屋を出ます。ヘッドランプを点けて出発です。山ノ鼻ビジターセンターの温度計は 10℃。寒くはありません。
  山ノ川上橋を渡り、木道を行きます。川上川から登る階段の崩れた路肩には、ブルーシートが被されていました。
  少し明るくなってきた頃に、入山する人と すれ違うようになりました。5時10分に鳩待峠に到着。ちょっと朝焼けで良い感じ、至仏山も見えました。
  暑くなったので、上着を脱いでTシャツ1枚になりました。小休止して、鳩待通りを登って行きます。ゴゼンタチバナが赤い実になっています。
  横田代に出ると、正面から朝日が当たり眩しいです。湿原は草紅葉です。振り返ると至仏山、左に笠ヶ岳。平ヶ岳方面も、良い眺めです。
  小ピークのベンチを過ぎて燧ヶ岳も見えてきました。そして右後方には、赤城山と上州武尊山が見えます。
  中原山を越えて、アヤメ平に出ました。誰も居ません。グルリ360度の眺めを楽しめます。日光方面は少し雲が多いようです。湿原は草紅葉です。
  小休止して、下って富士見池で燧ヶ岳を眺めます。そして冨士見小屋に下りました。小屋は予想通り閉まっていました。小屋の前のヤナギランは終わり。
  富士見池に戻り、お湯を沸かしてコーヒー休憩、静かです。
  さぁ、長沢新道を下ります。土場、長沢頭までは、楽な傾斜ですが、長沢頭からは急になり、岩ゴロの歩きにく道があります。
  傾斜が緩み長沢橋を渡ります。そして左に至仏山、正面に景鶴山が見えて、尾瀬ヶ原に出ました。青空で、雲がぷかぷか浮かんで、良い感じです。
  池塘のヒツジグサは茶色くなりました。龍宮小屋を通過して、竜宮沼尻川橋を渡り福島県へ。下田代の湿原を行きます。草紅葉が始まっています。
  9時20分に見晴に到着。弥四郎小屋は今日まで夏季休業中で、ベンチが片付けられていました。弥四郎清水で顔を洗ってさっぱりして、給水です。
  桧枝岐小屋でカレーライスを注文してお昼ご飯にしました。桧枝岐小屋前のトリカブトの紫が鮮やかです。
  尾瀬沼に向かいます。紅葉した葉が時々、見られます。軽い上りの段小屋坂を行きます。白砂峠を越えて岩ゴロの下りで白砂田代に出ました。
  木道が綺麗になり、白砂峠側の老朽化したベンチがウッドデッキに変わっていました。そして沼尻平。木道を一回り。池塘にはヒツジグサの小さな花が咲いています。
  沼尻休憩所は利用できますが、売店は休業中。トイレは利用できません。尾瀬沼北岸道を行きます。浅湖湿原を抜けて、長英新道分岐を過ぎると、
  大江湿原、三本カラマツを見渡せる高台に出ました。だいぶ雲の割合が多くなってきました。長蔵小屋前の清水で顔を洗って、さっぱりしました。
  長蔵小屋玄関では、やまね食堂が営業していました。尾瀬沼ビジターセンターに寄って、携帯電話が拾われてないか、山の鼻ビジターセンターに問い合わせて
  もらいましたが、まだ見つかっていませんでした。定番ポイントで燧ヶ岳、大江湿原を眺めてから沼山峠に向かいました。
  ヤナギランンの丘に寄ると、花は終わり、綿毛が飛び散っていました。大江湿原も草紅葉が始まっていました。
  木道を登って行きます。展望台を過ぎて、ダラダラ登りが終わり、一気に下って行きます。13時に沼山峠休憩所に着きました。
  冷たい物を買って、休憩です。20分ほど休んでから、七入へ沼田街道を下って行きます。所々に 「ぶなの森ウォーク」のコース案内が張ってありました。
  8月末にイベントがあったようでした。水の流れが聞こえてくると、抱返ノ滝への分岐。小道を少し入ると、爽やかな抱返ノ滝です。
  いつもより、少し水量が多いようでした。さらに下って行きます。このルートは昨年から 「尾瀬自然観察の森遊歩道」として整備されて、ぬかるんだ所や
  歩きづらい所に、木道が整備されてしまいました。傾斜が緩んでくると、橋で沢を越えていきます。
  橋は上流から、道行沢五番橋〜一番橋、赤法華沢橋と続き、送電線鉄塔下を過ぎて、最後の硫黄沢橋を渡ると、林道に出ました。
  15時に七入山荘に到着しました。まずはお風呂に入り、さっぱりしましたが、のんびりはできません。携帯電話紛失の連絡をしないとね。
  幸い七入山荘は、山小屋では無いので、普通に電話が使えるので助かります。さらに受付にノートパソコンがあり、ネットを利用できるので、情報が得られます。
  まずはドコモに連絡して、紛失の手続き。次は、昨日宿泊した山の鼻小屋。やはり小屋にはありませんでした。
  次は、山の鼻ビジターセンターですが、直接ビジターセンターには連絡出来ないようです。そこで尾瀬保護財団に電話して、状況を説明。連絡を待ちます。
  すぐに電話が来ましたが、昨日から現在まで携帯電話は届いていませんでした。
  その後30分ほどしてから、再び尾瀬保護財団から電話。私の携帯電話が見つかったとの事。
  予想通り、研究見本園のベンチ下に落ちていて、至仏山荘に届けられていたのでした。
  明日、下山するビジターセンターの職員さんが、下山後に宅急便で送って頂ける事になりました。 いやぁ、ほっとしました。
  今日一日、どうも気になり、純粋に尾瀬を楽しめませんでしたが、これで楽になりました。 明日の会津駒ヶ岳は楽しむぞー。

  今日の天気は、晴れ。お昼近くから、少し雲が多くなってきました。
  本当は、富士見峠から、白尾山、皿伏山、大清水平、三平下へと歩きたかったのですが、南岸道が通行止めで、あきらめました。
  三平下から富士見峠分岐まででも良いので、早く開通してほしいです。

※「ヤマレコ」 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-132766.html

夜明け前に、山の鼻小屋を出発 山ノ川上橋 路肩崩落箇所には、ブルーシート


ちょっと朝焼けの、鳩待峠 至仏山(鳩待峠) 鳩待通りへ


朝日が眩しい、横田代 横田代



横田代 至仏山(横田代) 平ヶ岳方面(横田代)


燧ヶ岳が見えてきました 左奥、赤城山 右、上州武尊山 燧ヶ岳(アヤメ平)

平ヶ岳方面(アヤメ平) 日光方面(アヤメ平) 至仏山と草紅葉(アヤメ平)


アヤメ平道標 燧ヶ岳 アヤメ平の崖


富士見池 冨士見小屋 長沢新道を行く


土場 岩ゴロの下り


尾瀬ヶ原到着(正面に景鶴山) 至仏山とベンチ(竜宮十字路) 至仏山と池塘(竜宮十字路)


燧ヶ岳と龍宮小屋(竜宮十字路) 拠水林 下田代



桧枝岐小屋(見晴) 尾瀬沼へ



イヨドマリ沢 白砂峠 新しくなった木道、ウッドデッキ(白砂田代)



白砂田代 沼尻平



浅湖湿原 大江湿原(高台より) 皿伏山



元長蔵小屋、無料休憩所 裏より 沼山峠へ



燧ヶ岳と紅葉 ヤマギランふわふわです(ヤナギランの丘)



最後のダラダラ登り 沼山峠休憩所 七入へ



   
「ぶなの森ウォーク」 コース案内 抱返ノ滝分岐   抱返ノ滝

 
 
   
  道行沢橋五番橋 道行沢橋一番橋

 
 
   
送電線鉄塔下に出ました     最後の硫黄沢橋

 
 
   
硫黄沢(硫黄沢橋より)   林道   七入山荘に到着