会津駒ヶ岳  2011年9月8日〜10日

9月10日  七入→キリンテ登山口→大津岐峠→(富士見林道)→駒ノ小屋→会津駒ヶ岳→中門岳→駒ノ小屋→滝沢登山口

  2時30分起床。携帯電話の件が解決したので、良く寝られました。ポットのお湯でコーヒーを入れて、今日も手持ちのパンで軽い朝食を済ませました。
  窓の外は、満天の星空。3時35分にヘッドランプを点けて出発。七入橋から国道352号線を行きます。時々、尾瀬に向かう車が通過します。
  上空は真っ暗で、無数の星が輝いています。キリンテ橋を渡り、しばらく行くとキリンテ登山口に到着。4時10分に山道に入りました。
  10分ほどで沢に架かる木橋を2つ渡りますが、2つ目の橋が7月末の豪雨で流されたようで、丸太の仮設橋が架けられていました。
  注意して渡り、比較的傾斜の緩やかな登山道をゆっくりと登って行きます。すぐに暑くなってきましたが、明るくなるまで上着は着たままで行きます。
  だんだんと上空が明るくなってきましたが、登山道はまだ真っ暗です。少しずつ東の空がオレンジ色に染まってきて、ピカァッと朝日が射し込みました。
  5時32分でした。やっと登山道が明るくなりました。小休止して、上着を脱いでTシャツになりました。上着は汗を吸って重たくなってしまいました。
  高度が上がってきて、樹木の間から隣の尾根道(大杉林道〜送電線巡視道)が見えるようになってきました。
  そして燧ヶ岳が姿を現しました。さらに行くと、左後方に日光白根山も見えてきました。大津岐峠の稜線が近づいてくると、北側からガスが広がってきています。
  6時50分に大津岐峠に登り着きました。巨大な道標は倒れたままでした。小休止します。あっと言う間にガスが広がり、展望が無くなってしまいました。
  ここから会津駒ヶ岳が見えるのですが、真っ白になってしまいました。15分ほど休んでから、富士見林道を行きます。
  前方が真っ白な木道、登山道を行きます。姿は見えませんが、ヘリコプターが会津駒ヶ岳山頂付近と七入辺りを往復しているようです。音だけが聞こえます。
  時々、右側の山並みが見えるようになってきて、ガスが流れていきます。あっと言う間に青空に変わり、前方の尖ったピークに駒ノ小屋、その左に駒ヶ岳山頂が
  見えてきました。そして音しか聞こえなかったヘリコプターも見えました。登山道に資材を運んでいるようでした。
  岩峰のハシゴを越えて、駒ノ小屋への最後の登り手前で、振り返ると歩いてきた稜線が見えて、その奥に再び燧ヶ岳が姿を現しました。
  一登りで木道に出てトイレ棟横を通り、8時25分に駒ノ小屋に到着しました。小屋の下のベンチに行くと、快晴の会津駒ヶ岳。駒ノ大池に逆さ駒が映っています。
  山頂に向かいます。直下まで行き、ちょっと急な階段状の木道を登って行きます。側道と分岐して右へ登って行きます。8時47分に会津駒ヶ岳の山頂に立ちました。
  山頂標識の左には、双耳峰の燧ヶ岳が見えています。
  中門岳へ向かいます。木道を下って行くと、これから向かう、気持ちの良い稜線が見えます。側道と合流して、軽い登り下りの木道を行きます。
  池塘が点在していて、イワショウブ、エゾリンドウが咲いています。そして中門岳の標識の立つ、中門大池に到着。水面は澄んでいて鏡のようです。
  ここにザックを置いて、木道末端まで行き、ゆっくりと一回りして、中門大池に戻りました。ベンチで小休止。気持ちが良くて、ここは天上の楽園です。
  駒ノ小屋に帰ります。燧ヶ岳、駒ヶ岳山頂に向かって行きます。駒ノ小屋が近づいてくると、日光の山並みも見えてきました。
  駒ノ大池に駒ノ小屋が映って良い感じです。10時15分に駒ノ小屋に戻ってきました。
  小屋の前のベンチが空いていたので、ここでお昼にします。乾燥野菜を入れたインスタントラーメンを作りました。食後にベンチで ごろ寝。
  休んているうちにガスが広がってきて、山頂が見えなくなってきました。
  1時間25分間 ゆっくり休んで、11時40分に下山開始です。木道を下って行きます。振り返ると駒ノ小屋はガスに包まれて、見えなくなりました。
  展望ベンチから、中門岳への稜線も見えなくなりました。すぐに木道が終わり、山道を下って行きます。
  すると、木枠に石を詰めた階段が出来ていました。この登山道整備の為に、ヘリコプターが飛んでいたんですね。
  登山道が えぐれて歩きづらい所に、このような階段が作られていました。 沼山峠登山口の最初の階段と同じ、尾瀬仕様の階段です。
  時々、登って来る人とすれ違います。駒ノ小屋に泊まるのでしょうね。水場のベンチで小休止。ここらから傾斜が増してきますが、ゆっくり下れば大丈夫です。
  そして、尾根取付の階段を下り、車道に出ました。駐車スペースを過ぎて、久しぶりにショートカット道に入りました。
  再度、車道に出て、駒一の橋を渡り、14時に下山完了。トイレで汗を拭いて、着替えて、荷物を整理しました。
  国道を右へ歩きます。檜枝岐役場前のコスモスが綺麗です。揃いの衣装を身に付けた、六地蔵が可愛いです。酒屋の自動販売機で冷たい物を買って、すっきり。
  檜枝岐歌舞伎の幟を過ぎて、14時40分に、ますや前バス停に到着。バスの到着を待ちます。
  5分ほどして、雨が落ちてきて、豪雨になりました。このバス停は屋根があるので安心です。
  15時の会津バスに乗り会津高原尾瀬口へ。17時08分の快速浅草行きに乗車。鬼怒川温泉で、18時26分発の、特急きぬ138号に乗り帰宅。

  今日の天気は、大津岐峠到着から1時間ほどガスが広がりましたが、晴れ。 下山する時からは曇ってきて、下山後は雨になりました。
  キリンテ登山口から登るのは、2度目でしたが、急な所は無く楽に登れます。

  そして携帯電話ですが、12日に無事戻ってきて、早速手続きをして利用できるようになりました。
  尾瀬でも携帯電話紛失の問い合わせが、時々あるようですが、見つからない事が、ほとんどのようでした。 ほんとに良かったです。

※「ヤマレコ」 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-132766.html

キリンテ登山口から、山道へ 丸太の仮設橋 上空が明るくなってきました


日の出 私の影が映ります 隣の尾根が見えてきました


歩きやすい登山道 色づいています 燧ヶ岳が見えてきました



朝陽が当たる、 エゾリンドウ 近づく大津岐峠は、ガスってます 燧ヶ岳  左端に日光白根山


大津岐峠(道標は倒れたまま) ガスが広がり、展望が無くなります 富士見林道へ


右前方の山並が、見えてきました おっ、晴れそう


一気に晴れました 会津駒ヶ岳と駒ノ小屋を確認 振り返ると、燧ヶ岳も姿を現しました


駒ノ小屋に到着 会津駒ヶ岳と駒ノ大池 駒ノ小屋とベンチ


駒ノ大池 さぁ、山頂へ 会津駒ヶ岳山頂(2,132.4m)


中門岳へ向かいます 燧ヶ岳、右に至仏山 イワショウブ


エゾリンドウ



中門大池 中門岳標識(中門大池) 木道末端ループ



戻ります(正面に燧ヶ岳) 再び、中門大池(澄みきってます) 左が、会津駒ヶ岳山頂



駒ノ小屋に戻りました 飲み物が買えます(駒ノ小屋) ガスってきました



下山開始 振り返ると、駒ノ小屋はガスの中 展望ベンチ



木道が終わり、山道へ 一部 尾瀬仕様の階段が整備されました



水場ベンチ(国道まで3.8km)



尾根取付階段を下りました 林道へ ショートカット道



   
もう少し   駒一の橋(その先に公衆トイレ)   お疲れさまでした(下山完了)

 
 
   
六地蔵   ますや前バス停 会津高原尾瀬口駅ホーム