尾瀬  2009年5月28日〜30日

5月29日  長蔵小屋→沼尻→白砂峠→見晴→竜宮十字路→下の大堀→富士見峠→アヤメ平→鳩待峠→山ノ鼻

  4時起床。昨晩から降り出した雨は、降り続いています。談話室に行き、手持ちの食料で軽く朝食を済ませます。
  「このまま雨が降り続いているようなら、もう1泊は中止して、今日下山してしまおうかなぁ」って。この時点では考えていました。
  雨具を着込み、5時丁度に出発です。雨は結構強く降っていて土砂降りです。樹林の中に入ると、時々残雪があり、注意しながら歩きます。
  雨に濡れた水芭蕉が綺麗です。沼尻に着くと、休憩所の冬囲いが取れていて、営業を開始しているようでしたが、まだ時間が早く閉まっています。
  燧ヶ岳は、ミノブチ岳は見えますが、山頂は見えません。蕎麦屋跡を過ぎて、雪道を行くと白砂田代。白砂峠への登りは、まだ残雪があります。
  峠を越えて下っていきます。雨は次第に弱まってきました。イヨドマリ沢を過ぎて、だんだんと明るくなり、青空が見えてきました。
  7時20分に見晴に到着。なんと尾瀬ヶ原に到着と同時に、青空に変わってしまいました。弥四郎小屋前のベンチで、お湯を沸かしてコーヒー休憩です。
  雨具を脱いで、尾瀬ヶ原を歩きます。さっきまでの土砂降りが、嘘のような良い天気になりました。六兵衛掘の水芭蕉は、見頃です。
  竜宮小屋横の水芭蕉も満開。竜宮十字路のベンチにザックを置いて、下の大堀に向かいます。中田代はリュウキンカが満開。
  下の大堀の水芭蕉を眺めます。少しピークを過ぎたかなぁ。上空に浮かぶ雲が、いい感じです。
  竜宮十字路に戻り、富士見峠に向かいます。長沢沿いの水芭蕉も見頃です。長沢新道を行きます。階段や岩ゴロ道を登ります。
  だんだんと、日差しが無くなり、雲が広がってきました。残雪が現れてきて、土場のベンチで小休止。霧が出てきて、雨がポツポツと落ちてきました。
  土場を過ぎると、傾斜は緩んできましたが、雪道になりました。木に付けられて、赤いリボンを探しながら、慎重に進みます。
  もう一息の所で、リボンを見失い分からなくなりました。もうすぐのはずなので、時計の方位計を頼りに、南に向かいます。
  しばらくして、木に塗られた赤いペイントを発見。ほっとしました。木道も発見。アヤメ平と冨士見小屋を結ぶ木道です。
  左へ向かいます。すぐに長沢新道への分岐。少しアヤメ平方向に進んでしまっていたのでした。
  富士見田代はシャーベット状で、霧が濃く燧ヶ岳は見えません。11時30分に、なんとか冨士見小屋に辿り着きました。
  さっそく、小屋に入り小屋主さんにご挨拶。カレーライスを注文して昼食です。
  12時05分に出発。雨は上がりました。富士見田代を少し過ぎると、雪は無くなりアヤメ平に到着。ショウジョウバカマが、結構咲いています。
  厚い雲が広がっていて、燧ヶ岳、至仏山は見えません。アヤメ平を過ぎて雪道を抜けると中原山。
  横田代のベンチで小休止して、樹林中の雪道を下っていきます。鳩待峠1.0Kmの道標を過ぎて、雪は無くなりました。14時10分に鳩待峠。
  帰りの客で混雑していました。山ノ鼻へ下ります。テンマ沢の水芭蕉も見頃です。15時丁度に山の鼻小屋に到着。
  山の鼻小屋前の木道脇に、形の良いザゼンソウが咲いていました。16時に1番風呂に入り、食後に研究見本園のベンチで、空を眺めます。
  夕方になり、また青空になりました。山ノ鼻ビジターセンターのスライドショーに参加して、20時就寝。

  今日の天気は、朝から雨で、7時頃から晴れ、10時過ぎ頃から小雨から曇り、夕方頃から晴れ。 目まぐるしく変わる天気でした。
  朝からの雨で、いやな気分でしたが、見晴に着いてから尾瀬ヶ原に居る間は、素晴らしい天気でした。

土砂降りの中、長蔵小屋を出発 濡れた木道を行く


雨に濡れた水芭蕉が綺麗 沼尻休憩所(冬囲いが取れました) 沼尻平と尾瀬沼


まだ、こんなに残雪が 白砂田代 白砂峠


イヨドマリ沢 明るくなってきました 至仏山上空は、青空に


見晴到着 すっかり、良い天気に 燧ヶ岳


六兵衛掘 タテヤマリンドウ 竜宮小屋


木道脇に、リュウキンカ 景鶴山と水芭蕉


下の大堀の水芭蕉 逆さ燧


長沢新道へ 階段を登る 尾瀬ヶ原を眺める


土場 まだ、雪は深いです 富士見田代は、シャーベット状


冨士見小屋に到着 アヤメ平へ ショウジョウバカマ



アヤメ平 燧ヶ岳は見えません(アヤメ平)



横田代 またまた、雪道



もうすぐです 無事に、鳩待峠へ 再び尾瀬ヶ原へ(鳩待峠)



テンマ沢の水芭蕉 山ノ鼻到着 ザゼンソウ(山の鼻小屋前の木道脇)



至仏山(研究見本園より) また、晴れてきました 夕暮れ