尾瀬  2008年10月16日〜19日

10月18日  七入→抱返ノ滝→沼山峠→大江湿原→三平下→大清水平→皿伏山→白尾山→富士見峠→昼場→見晴

  4時30分起床。今日も手持ちの食料で、軽く朝食を済ませます。5時頃に玄関前にバスが到着し、団体がやってきました。
  まだ、玄関にたくさん居そうですが、そろそろ出発したいので1階に下りると、ザックと人がいっぱいです。なんとか靴を履いて、5時20分に出発です。
  真っ暗なので、ヘッドランプを点けて林道を行きます。沼山峠への道標を下り、最初の硫黄沢橋を渡り山道に入りました。
  月が輝いていて、今日も良い天気になりそうです。送電線鉄塔の下辺りで、やっと上空が明るくなってきました。
  初めの内は傾斜が緩く、小さな橋で沢を何度も渡ります。登山道は落ち葉がいっぱいです。最後の道行沢橋五番橋を過ぎると、傾斜が増してジグザグに
  高度を上げていきます。この頃になり、やっと木の上や、山肌の上の方に陽が差し込んできました。抱返ノ滝の標識に到着。小道を入ると、爽やかな抱返ノ滝。
  標識に戻り、さらに登っていきます。傾斜が緩んできて古い木道が現れてくると、沼山峠休憩所の裏手。階段を登りシャトルバス乗り場のある広場に到着。7時40分。
  誰も居ません。休憩所のベンチで、おにぎりを1つかじります。さぁ、階段を登ります。前回工事中だった、階段が完成していて歩きやすくなりました。
  展望台で尾瀬沼を眺めて、木道を下っていきます。大江湿原に出ると、気持の良い快晴。人はほとんど居ません。木道が新しくなり、足元を気にせず楽に歩けます。
  三本カラマツが黄金色に輝いています。木陰にある木道は、霜が付いています。長蔵小屋前で水を補給。定番ポイントで大江湿原、燧ヶ岳を眺めます。
  三平下から南岸道を行き、富士見峠への分岐を登っていきます。大清水平に到着。9時55分。お腹が空いたので早めの昼食。
  奥のベンチで、お湯を沸かしてカップメンを食べます。風は無く穏やか、静かなひとときです。10時30分に出発。小湿原を通り、緩い傾斜で登っていきます。
  皿伏山のベンチで小休止。しばらく下り、熊笹の生える道を行きます。白尾山の頂が見えてきて、セン沢田代の標識を通過。
  白尾山への登りが始まりました。岩ゴロや、えぐれて溝上になった所もあり、歩きにくいです。高度が上がってくると、後方に燧ヶ岳が見えてきました。
  傾斜が緩み、木道が現れると白尾山に到着。12時35分。白尾山では、天気が悪い事が多いのですが、今日は快晴。大江湿原の三本カラマツ、尾瀬沼も見えます。
  小休止して出発です。軽い登り下り、小湿原を通ります。左の方向には日光の山並み。右側が開けると、至仏山とアヤメ平の稜線が見えました。
  マイクロ湿原を通り、マイクロウェーブ反射板の建つ大地に到着。ここからは林道歩きです。右にカーブすると冨士見小屋が見えて、その後ろに景鶴山、平ヶ岳です。
  13時20分、今回の山行で2度目の冨士見小屋。小屋に入り、小屋主さんと奥さんにご挨拶。コーヒーを御馳走して頂きました。もちろん、かぼちゃの煮物も付いてます。
  これから、見晴まで下らなければならないので、のんびりはしてられません。小屋主さんが見当たらないので奥さんに、また来春に来ることをお伝えして小屋を出ます。
  すると、小屋主さんは屋根の上で、戸締りをしていました。声を掛けて、お別れです。少し戻り、八木沢道に入ります。
  先ほど歩いた、白尾山、皿伏山を右に見ながら、歩きやすい落ち葉いっぱいの山道を下っていきます。もちろん燧ヶ岳も見えます。十二曲りを過ぎて、昼場を通過。
  このあたりから、さらに傾斜は緩くなってきます。八木沢橋、見晴沼尻川橋を渡り、見晴キャンプ場に到着、そして今日の宿、弥四郎小屋に到着。15時20分。
  やっと今日の行程が終了。休憩を入れて10時間。さすがに疲れました。弥四郎小屋では、いつも別館だったのですが、今日は初めて本館に宿泊。8畳間に1人でした。
  15時30分から入浴時間なので、すぐに入れると思ったのですが、沸かすのが遅かったようで、待たされて16時近くになって、やっと入れました。
  17時30分に夕食。弥四郎小屋は今日の宿泊で終了です。19時就寝。

  きょうの天気は、朝から快晴。八木沢道を下る頃から、少し雲が出てきて、見晴に着く頃には雲が広がっていました。
  七入からの旧道、大清水平から白尾山への登山道、八木沢道は、この時期、落ち葉がいっぱい。快晴の中、良い山歩きが出来ました。

林道から旧道へ 最初の硫黄沢橋 明るくなってきました



道行沢 道行沢橋五番橋



抱返ノ滝



大杉林道辺り 沼山峠休憩所の裏に到着 沼山峠登山口の階段完成



展望台から 快晴の大江湿原(木道架け替え完了)



三本カラマツ 左に皿伏山



長蔵小屋無料休憩所 定番ポイントより



桟橋より 三平下(人は、まばら) 南岸道を行く



富士見峠方面へ 大清水平



小湿原 皿伏山(1,916.8m) 落ち葉に埋もれた木道



高度が上がり燧ヶ岳が見えてきました 白尾山(2,003m)



至仏山とアヤメ平の稜線 燧ヶ岳(マイクロ湿原)



マイクロウェーブ反射板 冨士見小屋と景鶴山、後ろに平ヶ岳 冨士見小屋へ



八木沢道へ 皿伏山 十二曲り



昼場 八木沢橋



落ち葉の道 見晴沼尻川橋 沼尻川(見晴沼尻川橋より)



見晴に到着 夕暮れの尾瀬ヶ原 燧ヶ岳と弥四郎小屋の明かり