尾瀬  2011年11月2日、3日

11月3日  戸倉→富士見下→冨士見小屋→アヤメ平→富士見峠→白尾山→皿伏山→大清水平→尾瀬沼南岸道→
                                   沼尻→大江湿原→尾瀬沼東岸→三平下→三平峠→一ノ瀬→大清水

  2時30分起床。缶コーヒーと 手持ちのパンで、テレビを見ながら朝食です。
  3時40分に旅館を出発。寒くはありません。星は見えないので曇っているようです。しばらくは街灯のある車道なので、ヘッドランプは点けないでOKです。
  鳩待峠への分岐を過ぎてロッジ長蔵を通過。ここからは街灯が無くなり真っ暗。ヘッドランプを点けます。戸倉スキー場で、少しだけ明かりが点いていましたが、
  ここから先は、まっ暗闇。ヘッドランプの明かりだけが頼りです。時々、ぽつりぽつりと雨粒が落ちてきました。
  公衆トイレを過ぎて、富士見下に到着。4時40分、ちょうど1時間。駐車場は空っぽでした。小休止して、念の為ザックカバーだけを付けました。
  ゲートから未舗装の林道を登って行きます。時々、茂みの中で、ガサガサっと音がしたり、目が光ったりと、動物がいます。そのたびに、鈴を強く鳴らします。
  傾斜が緩み平坦な道になると田代原です。5時半を過ぎて、少しずつ東の空が白んできました。高度が上がり、下界の明かりが見えてきました。
  6時少し前にヘッドランプを消灯。アヤメ平の稜線が見えてきて、南側には、赤城山が見えます。水場の水は、止まっていました。
  最後のカーブを曲がって、6時10分に冨士見小屋に到着しました。林道を歩いてる間、雨に降られませんでした。
  小休止してアヤメ平に向かいます。富士見田代では燧ヶ岳が、はっきりと見えました。そして、6時35分にアヤメ平に到着。戸倉から約3時間、順調でした。
  曇っていますが、至仏山、燧ヶ岳、景鶴山、平ヶ岳、日光の山並みと一通りの山が見渡せました。
  東の空に少しだけ青空が見えたので、朝日を期待しましたが、薄っすらオレンジ色になる程度になるだけでした。
  冨士見小屋に下り、ここでスパッツを付けて、尾瀬沼に向かい林道を行きます。八木沢道の分岐を見送り、緩い傾斜の林道を登って行きます。
  途中で、冨士見小屋が見えて、バックに景鶴山、平ヶ岳が見えます。そしてすぐに、マイクロウェーブ反射板の台地に着き、ここから山道に入ります。
  軽い登り下りを繰り返し、白尾山に到着。樹木が邪魔して見えにくいですが、大江湿原が見えます。尾瀬沼は見えませんでした。燧ヶ岳の山頂も見えます。
  白尾山から下って行きます。時々、燧ヶ岳が正面に見えます。樹木が切れて、景鶴山と平ヶ岳も見る事が出来ました。
  傾斜が緩んでくると、セン沢田代の道標。前方には皿伏山が近づいてきました。
  セン沢田代を遠目に見て、古い苔むした木道を行くと、皿伏山への登りになりました。途中で振り返ると至仏山が見えました。
  9時25分に古いベンチのある皿伏山に到着。10分ほど休憩して、緩い傾斜の登山道を下って行きます。
  途中には、皿伏山・大清水平と書かれた古い道標がありますが、しっかりと出来た物で、まだまだ持ちそうです。
  小湿原で燧ヶ岳の頭を見て、10時05分に大清水平に到着。空には少し黒い雲が広がっていますが、燧ヶ岳は見えます。湿原は、まっ茶色です。
  お腹が空いたので、湿原中央の大清水平の標識のある、朽ち果てそうなベンチでお昼ご飯です。今日は、レトルトのカレーとご飯を用意しました。
  お湯を沸かして温めていると、ぽつりぽつりと雨が落ちてきました。ここは湿原のど真ん中。今更移動したくないので、傘を差しました。
  カレーライス、美味しかったです。食後にコーヒーを飲んで、満足。途中、雨が少し強く降っていましたが、小雨になってきました。
  45分休んで出発。燧ヶ岳は見えなくなってしまいました。下って行き、尾瀬沼南岸道の木道に出ました。
  木道を左に向かい、尾瀬沼を時計回りに、ほぼ1周します。濡れた南岸の木道は、危ないので慎重に歩きます。
  樹木の間から見える尾瀬沼の風景は、モノトーンです。いつの間にか雨は上がったので、傘をたたみました。
  7月の豪雨で崩れた山側に、仮設通路が作られていました。小沼を過ぎて、沼尻休憩所。燧ヶ岳山頂は雲に覆われています。
  北岸道を行きます。浅湖湿原、長英新道分岐を過ぎて、大江湿原に着きました。ヤナギランの丘の少し手前まで行き、尾瀬沼東岸へ。
  長蔵小屋、尾瀬沼ビジターセンターは終了。長蔵小屋の玄関に張り紙。冬期小屋開放の案内でした。考えてみると、終了した長蔵小屋に来るのは、初めてでした。
  せっかくなので、冬期小屋を覗いてみました。この頃から、少しずつ陽が射すようになってきました。
  釜堀湿原、早稲沢、そして三平下へ。ベンチは誰も居ません。小休止して、尾瀬沼の湖岸で、燧ヶ岳と尾瀬沼に、お別れです。
  13時30分に下山開始。三平峠を越えて下って行きます。三平見晴からは、どんどんと下って行きます。時々、陽が射し込みます。
  日光白根山の頭が見えてきて、登山道は終わり。三平橋を渡り、一ノ瀬休憩所の前で、スパッツを外します。
  最後の林道歩きです。青空が広がってきました。カラマツ林を過ぎて、15時10分に下山完了。今年の尾瀬が終わりました。
  大清水 今年最終の15時50分発のバスに乗車。沼田17時46分の上越線に乗車。高崎18時36分の快速アーバンに乗り換えて帰宅。

  今日の天気は、曇り 一時 小雨。大清水に着く頃には、青空になりました。

  これで、今年の尾瀬は終了です。シーズン初めは、捻挫で出遅れてしまいました。
  そして3月の大震災、7月末の豪雨、台風の被害など、天災があり、例年より少ない尾瀬への入山となりました。
  今年の心残りは、至仏山と笠ヶ岳に登れなかった(登らなかった)事ですね。また来年の楽しみに取っておきます。

※「ヤマレコ」 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-147084.html

「龍宮旅館」を出発 右の道へ、左は鳩待峠への道 街灯が無くなり、真っ暗


富士見下ゲート ようやく、白んできました アヤメ平の稜線


冨士見小屋に到着 アヤメ平へ 富士見池



左に薄っすらと、赤城山 アヤメ平ベンチ 至仏山と池塘(アヤメ平)


燧ヶ岳(アヤメ平) 尾瀬沼方面へ 林道を行く


景鶴山の奥に平ヶ岳(左下に冨士見小屋) マイクロウェーブ反射板の台地へ 山道へ


至仏山とアヤメ平の稜線 左、赤城山 右、上州武尊山 白尾山(2,003m)


下ります 景鶴山、奥に平ヶ岳 燧ヶ岳


セン沢田代道標 奥に皿伏山 古い木道 皿伏山への登り


皿伏山(1,916.8m) 古い道標 燧ヶ岳(小湿原で)


大清水平 大清水平(後方に燧ヶ岳の頭) 尾瀬沼南岸道に合流



尾瀬沼 仮設通路 小沼



沼尻休憩所 沼尻



浅湖湿原 大江湿原 大江川、奥に皿伏山



大江湿原 三本カラマツ 終了した長蔵小屋



尾瀬沼ビジターセンターも終了 冬期小屋(ハシゴを登った2階部分) 冬期小屋内部



大江湿原(定番ポイントより) 燧ヶ岳と尾瀬沼(定番ポイントより) 陽が射し込んできました



早稲沢 三平下 燧ヶ岳、尾瀬沼と、お別れです



   
最後の登り 三平峠  

 
 
   
三平見晴  

 
 
   
ここで登山道は終わり   一ノ瀬休憩所(終了)   林道歩き

 
 
   
晴れました   カラマツ林道   大清水に下山完了