尾瀬  2011年7月1日、2日

7月2日  見晴→竜宮十字路→ヨッピ分岐→牛首→山ノ鼻→鳩待峠→アヤメ平→富士見峠→
                           (八木沢道)→見晴→白砂峠→沼尻→(尾瀬沼南岸道)→三平下→大江湿原→沼山峠

  3時起床。ちょっと星が見えていて、天気は悪くはなさそう。パンをかじって軽く朝食を済ませます。
  3時50分に出発。寒くは無いので、Tシャツ1枚でOKです。まだ目が慣れてないのでヘッドランプを点灯。早朝なので念の為、鈴を付けます。
  振り返ると燧ヶ岳の左側が明るくなり、薄らとオレンジ色に染まってきています。すぐにヘッドランプは、いらなくなりました。
  竜宮沼尻川橋を渡り、薄暗い拠水林を抜けて、龍宮小屋を通過。2人散歩していました。宿泊した方でしょう。
  竜宮十字路を右に折れます。ヨッピ分岐までは昨日と同じ道です。至仏山、燧ヶ岳とも山頂まで見えます。ヨッピ分岐を左に折れて牛首に向かいます。
  至仏山方面に浮かぶ雲が明るくなってきて、燧ヶ岳も明るくなってきました。池塘の所では、逆さ燧が映ります。
  もうすぐ日の出ですが、霧が少し濃くなってきました。そして木道脇に、開花したニッコウキスゲが、一輪、二輪と。
  至仏山に朝日が当りだし、牛首直前で燧ヶ岳の山頂から、日の出でした。5時10分。霧の中からのご来光なので、ぼんやりと大きいです。
  ワタスゲが、明るく輝いています。上ノ大堀川橋を渡り、池塘の所で、燧ヶ岳を眺めます。朝日が池塘に映り眩しいです。
  原ノ川上橋を渡り、山ノ鼻田代を通過して、山ノ鼻。上空が真っ青です。ビジターセンターの温度計は、14℃。
  5時50分に鳩待峠に向かい登ります。ちょうど朝一番のバスからの人達が下りてくる時刻。暑くは無いので、楽に登れます。どんどん人が下りてきます。
  マイペースで登れたので、40分ほどで鳩待峠に到着。これから入山する人達が、ストレッチをしています。鳩待山荘前からの至仏山は晴れています。
  小休止して、鳩待通りへ。新緑の中を気持ち良く歩きます。昨年、木道が整備されたので歩きやすいです。そして疲れる事も無く、横田代に出ました。
  晴れているので、傾斜湿原は気持ちが良いです。振り返ると至仏山。もう山頂には人が居るのでしょうか? 北の方には、平ヶ岳。
  ベンチには人が居るので通過します。湿原には、タテヤマリンドウ、ワタスゲ、イワカガミ、ヒメシャクナゲ、チングルマ。チングルマは最盛期を過ぎました。
  小ピークのベンチで、小休止。正面に燧ヶ岳を見て行きます。熊笹を抜けてベンチを過ぎると、中原山。そして、アヤメ平に出ました。
  風は無く穏やかです。上空には、所々に雲が浮かんでいます。至仏山は、いつの間にか 黒い雲に覆われてしまいました。
  アヤメ平のベンチを通過して、燧ヶ岳が大きく迫ってきます。下って行きます。富士見林道の奥に、鎌田方面が見渡せます。
  右下に冨士見小屋が見えてきました。営業してるかなぁ? 富士見池に寄ります。逆さ燧が映っています。
  階段を下り、冨士見小屋に到着。8時20分。 ちょうど富士見小屋の車が上がってきました。ご主人でした。グッドタイミング。
  小屋に入り、コーヒー休憩です。女将さんは、すでに居たのかなぁ? ご主人と、少しお話をして、「また来ま〜す」とお別れ。
  林道を少し行き、富士見峠の道標から、八木沢道を下って行きます。登山道脇には、シダがいっぱい。ゴゼンタチバナが咲いています。
  白尾山、皿伏山を眺めます。十二曲を過ぎて、昼場で小休止。燧ヶ岳が見えます。沢の水で顔を洗い、タオルを絞ってさっぱりします。
  元々、八木沢道の傾斜は なだらかですが、昼場を過ぎるとさらに、傾斜は緩くなります。八木沢橋にきました。橋が破損して先日までは通行止め。
  壊れた橋の隣に、工事現場の足場のような仮設橋が架けられていました。八木沢沿いの道を行き、見晴沼尻川橋を渡り、見晴休憩所に到着。10時20分。
  6時間半で、見晴に戻ってきました。弥四郎清水で顔を洗い、昼食にします。
  桧枝岐小屋で、カレーライスです。食後に、今年もやってくれた100円割引券でコーヒーを頂きました。
  さぁ、まだ道程は長いです。10時50分に尾瀬沼に向かいます。時々、すれ違いますが、それほど多くはありません。白砂峠を越えて、白砂湿原。
  ワタスゲ少しと、終わりかけのチングルマ。そして沼尻に到着。いつの間にか、雲が広がっていました。沼尻平の木道を一回りして、尾瀬沼南岸道を行きます。
  すぐに小沼。木道が綺麗になり、「小沼」の標識もピカピカです。綺麗な木道を抜けると、歩きにくい登山道、古い傾いた木道になり、一般のハイカーは大変そうです。
  時々、雨が落ちてくるようになりました。燧ヶ岳は、黒い雲に覆われてしまいました。富士見峠分岐、そして取水口を過ぎて、三平下に到着。誰も居ません。
  小休止して、尾瀬沼東岸に向かいます。釜堀湿原には、コバイケイソウが咲いていました。元長蔵小屋横で、大江湿原と燧ヶ岳を眺めます。
  ビジターセンター前は、人が少ないです。長蔵小屋前の清水で、顔を洗ってさっぱり。
  大江湿原を行きます。少し開いたニッコウキスゲが一輪。青々とした大江湿原。ワタスゲは まばらです。レンゲツツジは鮮やかです。
  ヤナギランの丘で三本カラマツを眺めます。ゆっくりと、長く延びた木道を行きます。「登山者数調査中」のカウンターを通過して、最後の登りになりました。
  人が少ないので、前後を気にせずにマイペースで登って行きます。沼山峠展望台で尾瀬沼を眺めてから、下って行きます。
  14時45分に下山完了。沼山峠休憩所に到着しました。 休憩を含めて約11時間。いやぁ、良く歩きましたが、それほど疲れはありません。
  汗を拭いて、Tシャツを着替えて、荷物を整理。会津高原までの路線バスは、16時20分と、だいぶ待ち時間があります。
  一応、会津バスの人に聞いてみると、尾瀬夜行利用者用のバスが15時に出るとの事。一般の乗車もOKとの事で、すぐ乗れば間に合いましたが、
  少しゆっくりしたかったので、約1時間半、待つことにしました。 が、これが、大失敗でした。
  沼山峠16時20分のバスで会津高原へ。到着すると、売店は閉まっていました。会津高原尾瀬口駅へ行き、スペーシアの指定券を取りました。
  会津高原尾瀬口18時35分の電車で鬼怒川温泉へ。2分の待ち合わせで、隣のホームの特急きぬ140号に乗車。
  売店のある車両に直行。あれっ、売店が閉まってます。夕飯を調達しようとしたのに、信じられない。この時間のスペーシアは、売店が営業してませんでした。
  とほほ です。お腹が空いたまま、帰る事になりました。19時24分に発車。乗車時間が、長く感じられてしまいました。

  今日の天気は、晴れ のち 曇り時々雨。
  行く前は、天気が心配でしたが、一時的には雨に降られましたが、全体的には良い天気でした。

夜明け前に、弥四郎小屋を出発 少しオレンジ色に、染まってきました 至仏山(竜宮十字路)


ヨッピ分岐から、牛首へ もうすぐ、日の出


 ニッコウキスゲ開花



燧ヶ岳山頂より、日の出 牛首にて 牛首山と至仏山


ワタスゲ 朝日が池塘に映ります


山の鼻小屋(空が青い)


さぁ、登ります 早朝の鳩待峠(みなさんストレッチ中) アヤメ平に、出発!


横田代 平ヶ岳方面(横田代)


至仏山(横田代) イワカガミ


燧ヶ岳と木道(アヤメ平) アヤメ平 至仏山は雲の中(アヤメ平)


ヒメシャクナゲ チングルマ



鎌田方面の眺め 下ります イワカガミ



富士見池より 冨士見小屋



富士見峠 八木沢道へ 皿伏山



十二曲り 昼場から見る、燧ヶ岳 八木沢橋(左、破損した本橋 右、仮橋)



見晴沼尻川橋 見晴に戻ってきました(桧枝岐小屋で、お昼)



尾瀬沼に向かいます 白砂田代



沼尻平 綺麗になった、小沼の木道



   
南岸道より、眺める尾瀬沼   南岸道の木道は、要注意です   誰も居ない、三平下

 
 
   
釜堀湿原   定番ポイント(元長蔵小屋横)からの眺め 

 
 
   
ちょっと開いた、ニッコウキスゲ   三本カラマツ   レンゲツツジ

 
 
   
ヤナギランの丘より   真っ直ぐ続く木道(大江湿原)   イワカガミ群生

 
 
   
ワタスゲ   さぁ、下山です   下山完了(沼山峠休憩所)