尾瀬 2010年11月1日〜3日
11月2日 尾瀬沼東岸→沼尻→見晴→竜宮→土場→冨士見小屋→アヤメ平→横田代→鳩待峠→山ノ鼻
昨夜は、雨が強く降っていて、明け方には風が強く吹いていました。5時に起床。談話室に行き、ポットのお湯で、コーヒーを淹れます。
他の5人のグループは、自炊で朝食中でした。燧ヶ岳に登る予定だったそうですが、中止にしたそうです。なんと雪が降ってるとの事。
外を見ると、少し雪が降っていて、白くなっています。6時に雨具を着こんで、外に出ます。うっすらと雪に覆われています。燧ヶ岳山頂は、雲に隠れています。
小屋に戻り、談話室で1人だけの朝食でした。玄関で出発準備をしていると、尾瀬沼ビジターセンターの職員さんが、長蔵小屋に下山のあいさつに来ました。
7時15分に出発。降っていた雪は上がっています。雪の木道を行きますが、5人が歩いた後なので、ちょっと残念です。
三本カラマツとお別れ。木道は薄らと雪があり、滑るので注意しながら行きます。雪景色が綺麗です。沼尻に着くと、白くなった至仏山が見えました。
ブルーシートで冬囲いをした沼尻休憩所前で小休止。沼尻平の木道を一回り。雲に隠れていたミノブチ岳に陽が当たりました。
だんだんと青空が広がってきました。白砂湿原を過ぎて、雪の岩ゴロ道を登り、白砂峠を越えます。
木道、山道を下っていきます。木道には、薄らと雪が付いてますが、山道に雪はありません。白くなった景鶴山が見えてきて、イヨドマリ沢を通過。
陽が当たりだし、木道の雪はすっかり溶けました。9時40分に見晴に到着。見晴の全ての山小屋は終了です。長蔵小屋で一緒だった5人が休憩中でした。
私も弥四郎小屋前で小休止。弥四郎小屋前のベンチは片づけられてブルーシートに覆われていました。
ここから八木沢道を行きたかったのですが、見晴沼尻川橋の橋板が取り外されているので、竜宮に向かいます。
景鶴山、至仏山、そして振り返って燧ヶ岳。尾瀬の山は白くなりました。尾瀬ヶ原に雪はありません。竜宮の公衆トイレは使用可能。
龍宮小屋は、昨日の宿泊で終了。小屋締め中でした。竜宮十字路から長沢新道に入ります。
落ち葉の道を行きます。時々ぬかるんだ所があるので、歩きづらいです。登りになり、木道、階段になると、雪道になってきました。
途中で尾瀬ヶ原を眺めて、白い中を登っていきます。着雪した木が綺麗です。長沢頭からの木道は、トレースが無く、気持ちが良いです。
時々、小動物の足跡があります。土場を過ぎて、横木の道を抜けると、富士見田代です。山頂が白くなった燧ヶ岳が見えます。
冨士見小屋に下ります。木道にはトレースがあります。12時15分に冨士見小屋に到着。冬囲い済みで営業を終了しています。
富士見下から車で来た5人の方がいましたが、ハイカーではありません。小屋前から赤城山が見えて、その右に薄らと富士山を確認できました。
昼食にします。小屋の前でお湯を沸かして、インスタントラーメンを作りました。
さぁ、アヤメ平に向かいます。風は無いので寒くはありません。アヤメ平の雪は、だいぶ解けてしまっています。それでも5月の真っ白なアヤメ平を思い出します。
雲が増えてきましたが、日光の山並み、景鶴山、平ヶ岳、そして、燧ヶ岳、至仏山と、眺められます。
中原山から下り、小ピークのベンチを過ぎて、横田代です。横田代の木道には雪はありません。至仏山、笠ヶ岳を眺めながら、下っていきます。
樹林に入ると、また木道に雪があり、注意しながら行きます。木道が終わると、落ち葉の道になり、14時40分に鳩待峠に着きました。数人のハイカーが居ました。
さぁ、再び入山。石段から木道を下っていきます。時々、下山の人とすれ違います。山ノ川上川橋を渡り山ノ鼻へ。山の鼻ビジターセンターの温度計は4.5℃。
至仏山荘、山の鼻小屋は終了しています。15時30分に、今日の宿 尾瀬ロッジに到着。今年は木道や橋の工事の関係で、10日頃まで営業しています。
2階正面の部屋です。16時に入浴。一番風呂でさっぱりしました。宿泊は5人。雲が広がってしまい、夕焼けはありませんでした。今日も19時に就寝。
今日の天気は、明け方まで雪。出発する頃には上がり、曇りのち晴れ、そして曇り。
薄らとでしたが、白い大江湿原、尾瀬沼を見る事が出来ました。そして雪に覆われた長沢新道。わずかながら雪の残ったアヤメ平。青空もあり、良い1日でした。
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