会津駒ヶ岳  2010年10月22日、23日

10月23日  駒ノ小屋→駒ヶ岳山頂→中門岳→駒ノ小屋→大津岐峠→キリンテ

  4時起床。他に2人の方も起きてこられました。自炊室で、すぐに朝食にします。今日は、フリーズドライの野菜を入れた、インスタントラーメンです。
  食後にコーヒーを淹れて、朝食終わり。トイレに行こうと外に出ると、木道がうっすらと霜で白くなっているので、気を付けて歩きます。
  東の空が少しずつ明るくなってきたので、5時に小屋の下のベンチの前で日の出を待ちます。
  山頂方向を見ると登山道に、ヘッドランプの明かりが間隔を置いて2つ。2人の方が山頂に向かっているようです。
  だいぶ明るくなり、右の方には日光の山並み。男体山、白根山と見えます。そして、一点がオレンジ色が濃くなり、5時54分にご来光です。
  太陽の上に雲の帯があり、一瞬隠れて再び日の出、2段階の日の出を見る事が出来ました。
  駒ノ小屋、駒ノ大池、草紅葉、そして駒ヶ岳が、オレンジ色に染まりました。素晴らしい日の出を見る事が出来ました。
  いったん小屋に入り、布団を片付け、荷物を整理して、出発準備OK。6時45分に、快晴の山頂へ、そして中門岳に向かいます。
  少し登り振り返ると、今回初めて燧ヶ岳が見えました。そして右に、上州武尊山、至仏山、笠ヶ岳と尾瀬の山を確認。今日は素晴らしい眺めです。
  そして今日も山頂に来ました。山頂標識の左に、燧ヶ岳が写ります。中門岳に向かいます。まだ少し木道に霜が付いているので、注意します。
  木道を下り、巻き道の木道と合流。気持よく木道を歩きます。進行左側には、平ヶ岳、奥には平らな苗場山、その左は谷川岳でしょうか。
  さらに右側には、越後の山が連なっています。風は無く、寒くはありません。途中で、早朝に山頂に向かった、2名とすれ違いました。
  ここから先は、誰もいません。途中にある池塘は、うっすらと氷が張っていました。茶色くカリッカリになった、コバイケイソウの群落を通過。
  池塘の向こうは、三岩岳でしょうか。そして、中門岳の標識の立つ、中門大池に到着。水面は澄み渡っています。ベンチに座り小休止。静かです。
  少し行くと木道終点。会津方面の山並みが見えています。木道は一回りして戻ってきます。すると正面に、双耳峰がくっきりの燧ヶ岳。
  中門大池のベンチで、もう1度休憩。中門岳の標識に、また来る事を約束して、木道を戻ります。正面の朝日が眩しいです。
  小屋で一緒だった人とすれ違います。少し話をすると、富士山が見えるとの事。今日は富士山の事は全く考えていませんでした。
  燧ヶ岳が見えると所で、少し左側に雲海の上に うっすらと富士山を確認。しっかりと見えていました。あやうく見逃す所でした。
  山頂巻き道の木道を行きます。そして早朝に登り始めた人たちと、すれ違うようになってきて、駒ノ小屋に帰ってきました。
  やはり、青空の下での、駒ヶ岳、駒ノ大池、駒ノ小屋は、映えますねぇ。 管理人の奥さんに、お別れをして、8時55分に出発です。
  少し下ると、これから歩く富士見林道が見えます。そしてその先には、燧ヶ岳。気持の良い稜線歩きです。右の奥に湖。大津岐ダムのようです。
  小さなハシゴのあるピークを通過。ヘリコプターが近づいてきて、ホバーリング。しばらくして駒ヶ岳山頂付近でも、ホバーリング。空撮でしょうか。
  しばらくして、東の方に消えて行きました。振り返ると、歩いてきた稜線が分かります。日光の山並みや、尾瀬の山を眺めながら、草紅葉の木道を行きます。
  日差しが強く暑くなってきたので、Tシャツ1枚になります。大津岐峠手前の木道を登ります。そろそろ大津岐峠の大きな道標が見えてくるはずです。
  あれっ、大津岐峠に着いてしまいました。なんと、巨大な大津岐峠の道標が、倒れていました。道標の根元が腐って倒れたようです。いつ倒れたのでしょうか?
  峠のシンボルだったのに、残念です。ぜひ建て直してほしいものです。 ここで、お湯を沸かしてコーヒー休憩。日光の山から尾瀬の山を一望できます。
  休憩中に、同じ方向から単独の男性。やはり休憩。ところがラジオを鳴らしています。せっかく静かだったのに、がっかりです。無神経な人だぁ。
  30分ほど休憩して、キリンテに下山開始です。燧ヶ岳を右に眺めながら下っていきます。鉄塔が見えて、電発避難小屋が見えます。
  そこから七入に下る送電線巡視道も見えます。しばらくは紅葉鮮やかな登山道の中を下っていきます。落ち葉一杯の道です。
  だんだんと、緑の森に変わってきて、橋を2つ渡り、しばらく下ると国道に出ました。12時10分に下山完了、キリンテ登山口に着きました。
  国道を檜枝岐に向かい歩きます。時々、ゼッケンを付けた人が走っています。今日は伊南川のウルトラ100K遠足という、マラソン大会が行われていました。
  ミニ尾瀬公園を過ぎて、中土合公園へ。橋を渡り、あずまやのベンチで荷物を整理。燧の湯へ行き、汗を流して さっぱりしました。
  そして 「かどや」で昼食。食後に六地蔵を見て、桧枝岐歌舞伎の観客席の石段で、一休み。
  バスの時刻が近づいてきたので、ますや前バス停で待ちます。15時の予定ですが、15分くらい前にバスが到着。尾瀬夜行利用者優先バスのようでしたが、
  乗ることが出来ました。このバスは、その後のバス停は通過、集落も通りません。予定の路線バスは、湯の花経由だったこともあり、予定より45分も早く、
  15時45分に会津高原に到着。16時21分の快速AIZU尾瀬エクスプレスで鬼怒川温泉へ。予定より早く着いたので、駅近くの食事処で夕食。
  鬼怒川温泉18時26分発の特急きぬ138号に乗り帰宅。

  今日の天気は、快晴。 やっと、会津駒ヶ岳に行くことが出来ました。そして、中門岳への木道、富士見林道、気持ち良く歩くことが出来ました。

日の出 駒ノ大池と、日の出


オレンジ色に染まる 駒ヶ岳と駒ノ大池 山頂へ向かう登山道より


会津駒ヶ岳山頂(左に燧ヶ岳) 中門岳への稜線


池塘と燧ヶ岳 凍ってます


中門大池 中門大池(中門岳標識)


木道末端ループ 木道末端から北側の眺め 戻ります


澄み渡る、中門大池 うっすらと、富士山を確認 朝日が眩しいです


駒ノ小屋と燧ヶ岳


富士見林道へ 一番奥は、日光の山並み 会津駒ヶ岳から、歩いてきた稜線


木道の先に、日光の山並み ここを越せば、大津岐峠


大津峠岐手前で、会津駒ヶ岳を振り返る 倒れてしまった、大津岐峠の道標 左から、燧ヶ岳、至仏山、笠ヶ岳



大津岐峠からのパノラマ



下山開始



燧ヶ岳を右に見る 落ち葉の下山道



鮮やか



最後の橋を渡る キリンテ登山口に下山完了



国道352号を行く ミニ尾瀬公園前を通過 燧の湯



六地蔵 ますや前バス停 憩の家(会津高原尾瀬口)に帰ってきました