尾瀬  2009年10月10日、11日

10月11日  山ノ鼻→鳩待峠→アヤメ平→富士見峠→白尾山→皿伏山→大清水平→三平下→大江湿原→沼山峠→抱返ノ滝→七入

  2時頃に目が覚めると、外は豪雨のようです。もう一眠りして、2時45分に起床。手持ちの食料で軽く朝食をすませ、荷物を詰め込んで玄関に降ります。
  準備をしていると、女将さんが起きて来られたので、「また来年も、よろしく」とご挨拶。今年の山の鼻小屋は、最後になると思います。
  雨はそれほど強く無いので、雨具の下だけ付けます。3時45分にヘッドランプを点けて出発。
  すぐに雨が強くなってきたので、山ノ鼻ビジターセンターの軒先で、雨具の上も着ます。ビジターセンターの温度計は、6度。吐く息は、真っ白。
  キャンプ場は、テントがいっぱいでした。鳩待峠へ登ります。こんな時間に、ここを歩くのは初めてです。足元を照らしながら、注意しながら登っていきます。
  当然、誰にも会いません。4時45分に鳩待峠に到着。鳩待峠休憩所に入り、小休止。5時を過ぎると、バスが上がってくるので、開店準備中でした。
  上空を見上げると、雲の切れ間から月と星が見えたので、天気は良くなるのかと期待します。5時05分にアヤメ平に向けて出発です。
  鳩待峠から1.1kmの所の道標が新しくなり、ベンチが新設されていました。5時30分ころになり、ヘッドランプを消灯。うっすらと明るくなってきました。
  横田代に出ると、小雨が降っていて視界不良。風が少し吹いています。当然ベンチは通過。しばらくすると、みぞれが降ってきました。
  だんだんと木道が白くなってきて、風が強くなってきました。中原山を過ぎてアヤメ平に出ました。強風の中のみぞれで、頬に当り痛く耳が冷たいです。
  アヤメ平の標識は雪が付いて白くなりました。ここのベンチも通過。富士見池の周りも視界不良。7時05分、今日も冨士見小屋に寄りました。
  ストーブが焚かれていて温かいです。コーヒーを御馳走してくれました。いやぁ、温まりました。小屋主さんと少しお話をして、7時35分に出発。
  八木沢新道を見送り林道を行きます。マイクロウェーブ反射板の建つ台地から、山道に入っていきます。この辺りで、少し青空が覗きました。
  マイクロ湿原に出ると、日光方面の山並が見通せました。白尾山で、小休止。尾瀬沼方向をみると、なんと尾瀬沼が見えました。
  岩ゴロ道を慎重に下っていきます。視界が開けた所で景鶴山が見えました。下りきるとセン沢田代の道標、皿伏山が迫ってきました。
  古い木道は、苔むしていて滑るので危険です。登りになり、皿伏山に到着。9時30分。お腹が空いたので、ここでお昼(起きたが早いので)にします。
  幸い、雨はほとんど降っていないので、お湯を沸かしてカップラーメンを食べました。温まり元気になりました。
  ここからは楽です。樹林の中の道を、緩い傾斜で下っていきます。すると初めて、2人とすれ違いました。小湿原を過ぎて、大清水平に出ました。
  草紅葉が、まっ茶色です。下って、尾瀬沼南岸道に合流。人通りが多くなってきました。尾瀬沼越の燧ヶ岳は、ガスに隠れて見えません。
  11時10分に三平下に到着。雨は上がったので、雨具の上を脱ぎました。元長蔵小屋の定番ポイント、尾瀬沼ビジターセンター前は、人がいっぱいです。
  大江湿原を行きます。花は終わり、草紅葉だけです。階段を登り、展望台を過ぎて下っていきます。
  横を通過する人は、「あれっ、てばまるさん」 先週に続き、また遭遇です。菊池さん、花見さん、meaさんも、ご一緒でした。昨日は、渋沢温泉小屋に宿泊して、
  御池からバスで移動して、沼山峠から入ってきたそうです。尾瀬沼に、もう一泊だそうです。
  沼山峠休憩所で小休止して、七入へ旧道を下ります。山肌が紅葉していて綺麗です。抱返ノ滝の道標から、少し小道に入ると、抱返ノ滝。
  周りの木々は色づいていて、相変わらず爽やかな滝です。だんだんと傾斜が緩んできて、木橋で道行沢を何度か渡ります。
  道行沢橋五番橋を過ぎて、しばらくすると倒木が登山道をふさいでいました。何とか乗り越えて通過。
  道行沢橋三番橋は通行止め。少し下流の橋を渡ります。この辺りから、陽が差し込んできて青空が広がってきました。
  赤法華沢橋を過ぎて送電線鉄塔下を行きます。硫黄沢橋を渡ると林道に出ました。
  てばまるさんから、今日JUNさんが七入山荘に泊ることを聞いていたので、七入山荘に寄ってみる事にしました。でも早い時間なので、居ないだろうなぁ。
  停まっている車のそばに、黄色のレインウエアのペアルックの2人、おやぁ〜? 車は、新潟ナンバー。 和風ご夫妻に決定。
  ご両人でした。和風子さんに、七入山荘の前で和風さんと並んで、記念写真を撮られてしまいました。昨日、てばまるさん、JUNさん達と渋沢温泉小屋に
  宿泊したそうです。やはりJUNさんは、まだ下山してないそうです。近くを散策するとの事で、お別れして、14時20分に七入バス停に到着。
  荷物を整理して、バスの到着を待ちます。今日は、七入駐車場が使われていました。御池は満車なのでしょう。
  バスの時刻が近づいてきたら、再び和風ご夫妻登場。お二人に見送られて、14時55分のバスに乗車。すっかり良い天気になってしまいました。
  会津高原尾瀬口17時08分の浅草行きに乗車。鬼怒川温泉駅から、特急きぬ138号に乗り帰宅。

  今日の天気は、朝から雨で、アヤメ平では、みぞれと強風。その後も雨降と、荒れた天気。七入に着く頃に、やっと晴れてきました。
  本当は、アヤメ平で日の出を狙っていたのですが、全く天気に恵まれません。 いよいよ、私の今年の尾瀬も残り少なくなってきました。

山の鼻小屋を出発 山ノ川上川橋



もう少し 誰もいない、鳩待峠 さぁ、アヤメ平へ



道標が新しくなり、ベンチ新設 ここは道標、木道が綺麗になりました 横田代



横田代 ピークのベンチ 白くなった、木道(アヤメ平)



アヤメ平 アヤメ平ベンチ 富士見池


冨士見小屋 林道を行く マイクロウェーブ反射板



一瞬、青空が マイクロ湿原 日光方面の山並が見えました



白尾山(2,003m) 左に、景鶴山 セン沢田代道標、右は皿伏山



皿伏山(1,916.8m) 小湿原



大清水平 南岸道に合流



尾瀬沼(対岸に三本カラマツ) 三平下 尾瀬沼と大江湿原(定番ポイントより)



尾瀬沼ビジターセンター 大江湿原



沼山峠への登り 沼山峠登山口へ 七入へ



抱返ノ滝 道行沢橋五番橋



道行沢 青空が広がってきました



送電線鉄塔 硫黄沢橋



七入駐車場 憩の家(会津高原尾瀬口) 夕焼け(野岩鉄道車窓より)