尾瀬  2009年9月26日、27日

9月27日  山ノ鼻→至仏山→小至仏山→笠ヶ岳分岐→悪沢岳→小笠→笠ヶ岳→片藤沼→オヤマ沢→鳩待峠

  目が覚めて時計を見ると2時50分、起きることにしました。雨は降っていないようです。手持ちの食料で、軽く朝食。荷物を詰め込んで、玄関に降ります。
  ちょうど、女将さんが起きてきたので、ご挨拶できました。3時45分に小屋を出ます。星は見えないので曇っているのでしょうか。白い息は出ますが、寒くはありません。
  ヘッドランプを点けて、鈴を鳴らしながら出発です。急な階段の登りが始まりました。7月の時は、川のような階段だったので、今日は歩きやすいです。
  最初のベンチで息を整えます。体から湯気が出ているのが分かります。5時20分に中腹の展望ベンチに到着。ここでヘッドランプを消灯して、小休止。
  そろそろ日の出の時刻ですが、全く展望無しです。蛇紋岩の鎖場を登り、先が真っ白な階段を登っていきます。
  所々紅葉していますが、この天気では台無しです。高天原に着く頃には、一段と霧が濃くなりました。頂上目前で、突如太陽の薄い光が見えてきました。
  いよいよ、晴れてくるのかなぁ。6時25分に至仏山に到着。誰もいません。小さなベンチで休憩。360度真っ白で、何も見えません。
  時々、薄い光が差し込み、一瞬青空が覗きましたが、それっきり。あきらめて下山する事にしました。すると鳩待峠側から、1人登ってきました。
  この時間だと、鳩待山荘に泊ったのかな と思い聞いてみると、今朝戸倉について朝一番のバスで鳩待峠に着いて、登ってきたそうです。
  1時間15分ほどで、着いたそうです。 なんと凄い健脚、いや剛脚の持ち主。すごい人がいるものです。すぐに笠ヶ岳へ向かって出発していきました。
  ちょうど7時に出発です。相変わらず濃い霧の中を歩きます。だんだんと登ってくる人とすれ違いうようになってきました。
  小至仏山を過ぎて、どんどん下っていきます。オヤマ沢田代手前のベンチで小休止。さぁ、久しぶりに笠ヶ岳へ向かいます。
  すぐに悪沢岳の標識を通過して、展望が開ける緩い下りですが、霧は晴れません。樹林を抜けて少し登ると、小笠直下の標識。ザックを置いて、一登りで小笠。
  ここで、先ほど至仏山山頂で会った人が笠ヶ岳から帰ってきました。なんて早いんだろう。
  笠ヶ岳の東側斜面を進み、笠ヶ岳直下の、湯の小屋方面への分岐に着きました。ザックを置いて、注意しながら登ります。9時50分に笠ヶ岳に到着。
  ここも、360度真っ白。笠ヶ岳からの眺めを楽しみにしていたのに、がっかりです。15分ほど山頂で過ごして下山です。
  ザックを回収して、お昼にしました。今日も昨日と同じ、インスタントラーメンです。せっかく、ここまで来たので、片藤沼に足を延ばしました。
  さぁ、帰ります。小笠手前で、小笠の山容を確認。今日初めて、「山」の姿を確認しました。悪沢岳手前の登山道の下側斜面は、紅葉しています。
  笠ヶ岳分岐に戻り、真っ白なオヤマ沢田代を通過。階段を下ると、「オヤマ沢」の道標が新しくなっていました。以前の道標は、縛られていました。
  トカゲ岩付近の木道は、架け替えられました。13時35分に下山完了。ちょうどツアーの帰りの時刻のようで、ベンチは込み合っていました。
  荷物を整理します。乗合タクシーに乗車。14時に出発。戸倉14時02分のバスが少し遅れて来たので、これに乗ることができました。
  沼田16時05分の普通高崎行きに乗車。高崎16時59分の普通上野行きに乗り帰宅。
 
  今日の天気は、1日中曇りで、山は霧の中。楽しみにしていた、至仏山中腹からの日の出、尾瀬ヶ原の眺め、そして笠ヶ岳からの展望、すべてダメでした。
  山肌は、いたるとこ所で紅葉していて、青空の下であれば、綺麗だったでしょうね。 最近の至仏山は、晴れません。

山の鼻小屋を出発 さぁ、登山開始 中腹の展望ベンチ



紅葉の階段 霧の中に続く階段



真っ白な、高天原ベンチ 太陽が・・・ 至仏山(2,228m)



小至仏山(2,162m)



階段を下る オヤマ沢手前のベンチ


笠ヶ岳分岐 悪沢岳(2,043m)



エゾリンドウ 小笠直下



小笠(1,960m) 笠ヶ岳東側斜面を行く



山頂へ キンロバイ? ガレの登り



ヒメシャジン? 笠ヶ岳(2,057.5m) ピークの岩より



片藤沼



小笠が見えました



オヤマ沢田代



新しくなった、「オヤマ沢」の道標



鳩待峠 1.0k 下山完了 鳩待峠