2006年7月14日 茶臼岳、朝日岳、三本槍岳(栃木県)
ちゃうすだけ、あさひだけ、さんぼんやりだけ
那須ロープウェイ山頂駅→茶臼岳→朝日岳→清水平→三本槍岳→大峠→三斗小屋温泉
東京6時44分発の東北新幹線Maxやまびこ203号に乗車。8時2分に那須塩原駅に到着。西口のバス乗り場に
向かいます。発車15分くらい前にバスが到着。8時30分の東野(とうや)バスに乗ります。ここから乗ったのは私一人。
黒磯駅を過ぎて那須街道に入ると、道路脇にアジサイが綺麗に咲いています。那須湯元で少し停車して時間調整。
その間に観光バス3台が通過していきました。小学生らしき団体です。9時35分に那須ロープウェイ山麓駅に到着。
先ほどの小学生の団体がバスを降り始めています。急いで券売機で片道キップを買って、列に並びました。
すぐに小学生の団体が、後ろにずらり。この団体の後になったら、かなり待つことになったでしょう。
山頂駅を出ると、かなりガスっていて、今にも雨が降り出しそうです。いったん駅に戻って、雨具、スッパツと完全装備。
ちょうど10時に出発。小学生は、ちょっと前に出発してしまいました。列の間をぬって団体を抜いていきます。
砂利のざらざらした斜面を登り、だんだんと岩場の道へと変わっていきます。風が強くなってきて、瞬間的にかなりの
突風が吹きます。雨は大して降っていないのですが、霧の中を歩いているので、濡れてきます。視界は不良で、黄色い
ペンキのみが頼りです。霧の中から鳥居が現れて、その奧に那須岳神社の石祠。ここが茶臼岳の山頂です。10時33分。
周りは、真っ白で何も見えません。それどころか強風で立っているのがやっとです。風下の岩陰で小休止。
この時点では、予定の三本槍岳は、ほぼあきらめていました。小学生の団体が山頂に登ってきたので、出発です。
峰の茶屋跡に向かい下っていきます。相変わらず視界不良ですが、風がいくらか収まってきました。
少しガスが切れて、前方に峰の茶屋跡避難小屋が見えきました。しっかりした造りの小屋です。
さぁ、次の朝日岳に向かいます。登山道には、花が咲いています。右下には山麓駅からの登山道が見えます。
だんだんと岩場の荒々しい道へと変わってきて、鎖場もあります。尾根に出るとベンチがあり、朝日の肩です。
一登りで朝日岳山頂に到着。ちょうど12時。相変わらず強風です。10分ほどで朝日の肩に降りました。
ここで、簡単な昼食。おにぎりと、お稲荷さん2個。すぐに出発です。前方の小ピークを越えると、すぐに熊見曽根の最高点。
左に行けば、三斗小屋温泉ですが、決断! やはり三本槍岳を目指します。石積みのケルンを、越えていきます。
木段の道を下っていくと、清水平。木道が敷かれています。軽い登りを行くと、北温泉への分岐点。
今度は、軽く下っていきます。この辺りはハイマツ帯で、背丈以上に延びていて迷路を歩いているようで、周りが見えません。
下りきり鞍部に出たら、山頂までの登りです。13時45分に三本槍岳山頂に到着。ここが那須岳の最高峰です。
相変わらず風は強く、視界不良。予定では、熊見曽根の分岐まで戻り、三斗小屋温泉でしたが、ちょっと早いので、
予定変更。大峠に向かいます。道標に従い甲子(かし)方面へ向かいます。下っていくと甲子・大峠の分岐。
ガスが切れると、前方にこれから向かう稜線が見えます。天気が良ければ、気持ちの良い尾根歩きが出来そうです。
ノアザミ、ニッコウキスゲなどの、花が咲いています。正面に流石山を見て下っていきます。鞍部に着くと、大峠。
お地蔵さんがいました。ちょっと小休止、と思ったら、雨が落ちてきました。すぐに出発。下っていきます。
雨が強くなってきました。途中、橋の無い沢を3つか4つ越えました。この辺り一帯ははブナ林です。
登りになってきました。疲れてきたので、なかなか足が上がりませんが、雨は上がったようです。
息を整えながら、ゆっくりと登ります。前方に小屋が見えました。大黒屋の裏手に到着。16時20分。
三斗小屋温泉 大黒屋は、ちょうど20年ぶりです。受付を済ませて、新館に案内されました。
この新館は10年前に出来たそうで、綺麗です。
雨と汗で、ずぶ濡れ。すぐに風呂に向かいます。汗を流して湯船に浸かります。いやぁ、すっきりです。
今日の宿泊客は、向かいの部屋の中年女性3人組と、私だけでした。
17時10分頃に、夕食のお膳が運ばれてきました。ここは、部屋まで食事を持ってきてくれます。
おかずは、ちょっと寂しい感じですが、ご飯は小さなおひつに入っていて、美味しかったです。19時45分、就寝。
天気は、最悪でしたが、雨は大峠までは、ほとんど降られなかったので、まずまずと言うことで。
気持ちの良い、尾根歩きが出来そうなので、天気の良い日に再訪したいものです。
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