尾瀬  2013年9月19日、20日

9月20日  山ノ鼻→至仏山→小至仏山→悪沢岳→小笠→笠ヶ岳→咲倉沢ノ頭避難小屋→ワラビ平→四差路→湯の小屋温泉

  2時30分起床。いつものように手持ちのパンで朝食を済ませます。
  3時26分に小屋を出て出発です。研究見本園に入ると、正面の至仏山上空に満月。昨夜は十五夜だったので月明かりが、結構明るいです。
  登山口から、急な登りが始まりました。全然寒くはありません。息を整えながらゆっくりと登って行きます。最初のベンチで小休止。
  蛇紋岩の登山道になりましたが、表面は乾いているので、それほど滑りません。4時30分を過ぎたころから、夜が明けてきてオレンジ色に染まって来ました。
  尾瀬ヶ原が見えてきましたが、霧に覆われています。高天原を過ぎて、振り返ると日の出です。一気に明るくなり、山肌がオレンジ色に染まりました。
  上州武尊山の後ろに、薄らと富士山を確認しました。そして5時47分に至仏山に到着。もちろん誰も居ません。
  山頂からは360度の素晴らしい眺めが広がっています。西側には三角形の至仏山の影が映っています。
  30分ほど山頂で休んで下って行きます。岩ゴロ道を注意しながら下り、登り返して小至仏山。尾瀬ヶ原は まだ霧の中です。
  そして右の方に、これから向かう小笠と笠ヶ岳が見えます。階段を下って行くと、ベンチ付近は木道工事の資材が置かれていました。
  ここで初めて登山者に会いました。鳩待峠からの最初の登山者です。ベンチで小休止。尾瀬ヶ原を眺めていると、少しずつ霧が晴れてきました。
  すぐに分岐。笠ヶ岳方面に向かいます。オヤマ沢田代は、草紅葉が進んでいます。その奥には日光の山並みが見えます。
  悪沢岳の標識を通過して、前方に笠ヶ岳を眺めながら気持ちの良い尾根道を進みます。時々樹林帯に入ります。
  小笠直下の標識です。ザックを置いて一登りで小笠です。良い眺め、至仏山から歩いてきた道が分かります。
  標識に戻り、さらに進みます。笠ヶ岳が近づいてきました。振り返ると、燧ヶ岳も見えてきました。
  笠ヶ岳の直下に着いて、山腹道をしばらく行くと、湯の小屋・至仏山分岐に到着。ザックを置いて空身になり、急斜面を登って行きます。
  山頂直前で1人下ってきました。8時58分に笠ヶ岳に到着。4年振りの山頂ですが、前回は天気が悪く展望なし。今日は快晴で360度の素晴らしい眺めです。
  10分ほどで下山しザックを回収。湯の小屋方面に向かいます。登山道がぬかるんできました。10分ほどで片藤沼。
  水面は澄んでいて、至仏山、小至仏山、燧ヶ岳が並んで見えます。小湿原を過ぎて、小さな蛍池。
  ここからは樹林帯の道、展望はありません。登山道は草刈されていて、歩きやすいです。
  目の前にコンクリートブロックで作られた咲倉沢ノ頭避難小屋。以前来た時と同じ荒れ放題です。避難小屋としては機能しないと思います。
  避難小屋裏からの上州武尊山の眺めが素晴らしいです。ここで先ほど笠ヶ岳山頂直前で下って来た方に会いました。
  2人で休憩です。その方は、朝一番のバスで鳩待峠に着いて、笠ヶ岳に登ったそうです。ここで昼食。ミニカップめん と おにぎりです。
  もう1人は出発しました。食後にコーヒーを入れます。旨いですぅ〜。
  45分ほど休憩して、さぁ出発です。ここからは下りが急になり、木の根が出てたりして、慎重に下ります。
  展望は無いのですが、登山道は笠ヶ岳から南に下り、さらに西に向かっていて、時々樹間から笠ヶ岳を見る事が出来ます。
  尾瀬とは反対から見る眺めです。ちょっとした広場に降り立ちました。ここはワラビ平。林道がここまで来ています。
  すぐに反対側の尾根に取付き、登山道に戻ります。傾斜は緩くなり、時々登り返しがあります。古びだ道標の湯の小屋温泉4kを通過。
  いったん林道を歩いて、すぐに道標から山道に戻ります。そして舗装された歩道に降り立ちました。ここは四差路になっています。
  少し車道を歩きます。車道から振り返ると、ここからも笠ヶ岳が見えました。
  湯の小屋の道標で、山道に戻ります。先ほどの登山者が前を歩いていましたが、先に行かせてもらいました。
  車道を横切ります。左には湯ノ小屋トンネル。そして、「笠ヶ岳登山道入口」の標識に着きました。
  以前泊まったことのある、湯の小屋山荘を過ぎて車道へ。13時37分、湯の小屋バス停に下山完了です。
  先ほどの方も到着。13時46分発の水上駅行きのバスに乗車。水上駅14時56分発の上越線で高崎へ。高崎16時15分発の高崎線に乗り帰宅。

  今日の天気は、快晴。
  至仏山東面登山道からの日の出は素晴らしく、小笠、笠ヶ岳、片藤沼からの眺めも素晴らしかったです。
  湯の小屋温泉への下山は、6年振り2度目でしたが、長く山歩きが楽しめるコースです。このコースを登るのは、辛そうですね。

※「ヤマレコ」  http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-346378.html

研究見本園へ 月に向かって 至仏山登山口


蛇紋岩の登山道  夜明け


中央に、日光白根山



高天原 日の出 日の出


尾瀬ヶ原は、霧に包まれています 小至仏山の後ろに、上州武尊山 至仏山山頂(2,228m)


燧ヶ岳と霧の尾瀬ヶ原(山頂より) 至仏山の影が映ります(山頂より) 上州武尊山の後ろに、薄らと富士山


至仏山からの眺め 至仏山からの眺め 至仏山からの眺め


至仏山を下ります 左から、小至仏山、上州武尊山、笠ヶ岳 小至仏山への登り


小至仏山山頂(2,162m) 小至仏山からの眺め 階段を下ります


ベンチ手前の木道は、工事中 尾瀬ヶ原の霧が、晴れてきました 笠ヶ岳分岐


オヤマ沢田代 悪沢岳(2,043m)



笠ヶ岳への道 小笠直下 小笠(1,960m)



小笠からの眺め 笠ヶ岳山腹道をゆく 湯の小屋・至仏山 分岐



山頂へ 笠ヶ岳山頂(2,057.5m) 片藤沼(山頂より)



至仏山、小至仏山、燧ヶ岳(山頂より) 笠ヶ岳からの眺め 笠ヶ岳からの眺め



湯の小屋温泉方面へ 片藤沼より、至仏山、小至仏山、燧ヶ岳 片藤沼 と 燧ヶ岳



小湿原 蛍池



上州武尊山(避難小屋裏より) 咲倉沢ノ頭避難小屋 笠ヶ岳



ワラビ平 湯の小屋温泉 4k



笠ヶ岳 林道出合(四差路) 少し車道歩き



再び山道へ 車道を横断



ここに下りてきました 湯の小屋バス停