尾瀬 2010年8月21日、22日
8月22日 冨士見小屋→白尾山→皿伏山→大清水平→三平下→三平峠→一ノ瀬→大清水
3時30分起床。外はまだ真っ暗。窓から空を見上げると星が輝いています。少し明るくなるのを待って、4時に小屋を出ます。吐く息が真っ白ですが、
寒さは感じません。ヘッドランプを付けてアヤメ平に向かいます。
下界の街の明かりが、キラキラと光っています。上空は真っ暗ですが、東の空は青白くなり、山並付近は、オレンジ色に染まってきました。
どこから陽が昇るのか分からないので、東の方向を眺めます。そしてある一点が、急に明るくなり、5時07分に日の出です。
あっという間に陽は昇り、アヤメ平、至仏山がオレンジ色に染まりました。赤城山も良く見えます。満足して、5時50分に小屋に戻り、6時に朝食を頂きました。
今日のコースは、尾瀬ヶ原に下るか、尾瀬沼に下るか、どちらかだったのですが、静かな道の尾瀬沼に下るコースに決めました。
快晴の中、7時05分に出発します。2分ほど林道を行くと、富士見峠の標識。左は八木沢道を下る見晴への道。直進して緩い登りの林道を行きます。
途中で、冨士見小屋が見えて、後方に景鶴山、さらにその奥に、平ヶ岳が眺められます。すぐにマイクロウェーブ反射板の建つ台地に到着。
ここで林道は終わり、山道に入ります。最初の湿原はマイクロ湿原。燧ヶ岳が眺められます。さらに行くと、上州武尊山、笠ヶ岳。
そして至仏山とアヤメ平の稜線、さらには日光方面の山並が見えます。小湿原を抜けると、白尾山に到着。小休止します。
山頂の古いベンチの上からは、尾瀬沼と大江湿原を見る事が出来ます。白尾山を下ります。時々、樹間に燧ヶ岳が見え隠れします。
下山道は、苔むした岩ゴロ道なので、注意しながら下って行きます。傾斜が緩んでくると、木道が時々現れて、セン沢田代の道標。
そして、今日初めての人とすれ違いました。 この辺りの木道は、かなり古い物ですが、新しい横木が打ち付けられていて、点検はされているようですね。
この辺りの登山道は、ぬかるんだ所が多いのですが、今回はひどいぬかるみはありませんでした。だんだんと登り傾斜になり、皿伏山への登りになりました。
9時10分に皿伏山に到着。登りは終わりました。古いベンチが置かれた、展望の無い山頂です。小休止します。
さぁ、出発。樹林の広い道を、緩い傾斜で下って行きます。小湿原に出ると、燧ヶ岳が見えます。再び樹林の中を下って行きます。
前方が開けてきて、9時50分に大清水平に降り立ちました。誰も居なくて静かです。ベンチで休憩。パンをかじります。20分ほどして出発。
すると尾瀬沼方面から5人ほどのグループがやってきました。財団関係の人かなぁ? 山道を少し下り、尾瀬沼南岸道に合流。
時々、人とすれ違うようになりました。南岸道から尾瀬沼、燧ヶ岳を眺めます。ここから見る燧ヶ岳は双耳峰ではありません。
10時40分に三平下に到着。顔を洗って、ペットボトルの水を入れ替えて、すぐに下山開始。木道を登って行きます。
三平峠を越えて、下りになります。三平見晴で、四郎岳を眺めて、階段をどんどん下って行きます。登山道が終わり三平橋を渡り、一ノ瀬休憩所。
ここで、スパッツを外し、水を飲んで、すぐに出発。林道を下って行きます。陽射しが強く暑いので、木陰はほっとします。12時15分に大清水に下山完了。
12時55分発のバスで沼田へ。15時13分の特急水上4号で帰宅。
今日の天気は、朝の内は快晴。その後少しずつ雲が出てきましたが、晴れの良い天気。
やっと、アヤメ平で日の出を見る事が出来ました。
今回は、横田代からの夕焼け。アヤメ平の日の出。これが目的でしたが、急遽、冨士見小屋に泊れる事になり、天気にも恵まれて、素晴らしい尾瀬でした。
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