2011年2月26日 三頭山、槙寄山(東京都檜原村
                 みとうさん、まきよせやま

 
峰谷橋バス停→三頭橋→(ムロクボ尾根)→入小沢ノ峰→三頭山→大沢山→槙寄山→郷原バス停

 土曜の天気予報は、だんだん良くなり、金曜日には、晴れマークだけになりました。
 先週、奥多摩湖から見上げた、三頭山に出掛けます。

 錦糸町5時14分の総武線に乗車。御茶ノ水で中央線に乗り換えて立川へ。立川6時39分発の青梅線で奥多摩駅7時46分到着。
 先週同様に、改札を1番に抜け出し、停車してるバスに乗車。今日も一番前の席を確保。7時50分に発車。峰谷行きのバスです。
 8時15分に峰谷橋バス停に到着。最寄のバス停は、小河内神社ですが、ここを通る路線の時間が、うまく合わなかったので、
 ここから歩きます。バス停付近には、小さな駐車場があり、綺麗な公衆トイレがあります。
 8時20分に出発です。真っ赤な鉄橋の峰谷橋を渡ります。
 すぐに馬頭トンネルをくぐります。トンネルを抜けると、小河内神社バス停がありました。そして 「浮橋をへて三頭山」 の道標。
 えーっと、浮橋はどこ ? ? 「麦山浮橋」と書いてあります。湖面を見ても、浮橋がありません ? ?
 
浮橋通行止 なにっー !! 小河内貯水池の水位が低下したので、浮橋は取り外してあり、通行止めになっていました。
 麦山浮橋は、2月10日から。留浦浮橋は、1月26日から。共に水位が回復するまで当分の間、通行止めだそうです。
 さて、どうする。対岸に渡らなければ三頭山に行けません。地図で確認。湖畔に沿って行き、橋を渡るしかありません。
 深山橋に向かいます。どのくらい時間が掛かるか分からないので、焦ります。黄色い麦山橋を渡り、川野トンネルを抜けます。
 そして、深山橋、三頭橋を渡り、やっと対岸に渡りました。するとすぐに、ムロクボ尾根への道標。
 予定のヌカザス尾根への登山口へは、まだ20分くらい掛かりそうです。早く山に入りたかったので、ここを登る事にしました。
 8時50分に、やっと山道に入りました。ジグザグに高度を上げていきます。古い道標が落ちていて、「丸山尾根」と書いてあります。
 20分ほどで、さびた丸山山頂の標識。尾根道を登っていきます。時々、古いさびた道標がありますが、文字は読み取れません。
 少し急な登り手前で、前方に登山者発見。言葉を交わして、お先に失礼。急登が終わり、落ち葉の緩やかな道。
 日当たりが悪い所には、時々雪が現れてきました。樹林帯の登山道を行きます。だんだんと傾斜がきつくなってきました。
 さびた道標 「ツネの泣坂」 と読み取れました。初めのうちは、木や根の つかまる物があったのですが、次第に手掛かりがなくなり、
 小石交じりの急斜面。かなり危険な感じ。おまけに斜面の上から陽が当たり、前方が良く見えないのです。
 無理な体制で、太腿が痛っ。攣りそう。必死に登りきりました。登り着いたのは、ヌカザス尾根との合流地点。
 落ち葉いっぱいの日当りの良い所。ほっとして小休止。いやぁ、怖かったです。
 軽い上り下りを繰り返しながら、尾根道を行きます。ツネ泣峠の道標。ここからもツネ泣坂のようですが、木や根があり、
 ロープもあるので、ゆっくり登れば大丈夫です。傾斜が緩み、登山道が合流して、入小沢ノ峰。
 落ち葉いっぱいで、ブナ林に囲まれています。ここで小休止。先週登った御前山が見えます。
 さらに尾根道を行きます。作業道が合流。そして鶴峠への分岐を右に見送り、緩い傾斜を行きます。岩の間を抜けます。
 雪が多くなってきました。表面は柔らかいですが、一部凍結箇所もあります。
 三頭山(西峰)北側の山腹道は、雪の狭い道。直前でアイゼンを装着。安心して、ここを歩けました。
 すぐに雪の無い暗部。御堂峠です。今歩いた狭い雪の道は、西峰の巻き道で、直接西峰へ行ける道があるようでした。
 戻るように横木の階段を登ると、三頭山(西峰)に到着。わりと広い山頂で、ベンチがあり良い眺め。雪はありません。
 おおっ、大きな富士山が見えました。御堂峠に下り、反対側の横木の階段を登ると、ベンチとテーブルがあり、
 その先に三頭山(中央峰)の標識。ここが最高峰です。12時10分。先ほどのベンチに戻り、お昼にしました。
 今日は、暖かいです。上着を脱いで、Tシャツ1枚に。その後、下山までTシャツだけでOKでした。昼食は定番の、アルミ鍋うどん。
 12時50分に出発です。中央峰を通過すると、三頭山(東峰)です。その先に展望台があり、御前山と大岳山が見えました。
 東峰を少し下り、巻き道を御堂峠に戻ります。避難小屋方面に向かいます。下って行くと鞍部が、ムシカリ峠。
 少し上り返すと、三頭山避難小屋。ログハウス風の綺麗な建物です。小屋の前から富士山が眺められます。
 軽く登ると、ベンチのある大沢山。下りながら、気持ちの良い尾根道を行くと、ベンチがあり三頭大滝への分岐。
 ベンチからは富士山が見えますが、暖かく大気が霞んでいて、さらに逆光で、見にくいです。
 さらに尾根道を行くと、郷原への分岐。ここは見送り、登りになり槙寄山に到着。新しいベンチとテーブルが2基出来ていました。
 南面の木が切り払われていて、富士山、手前には権現山が見えます。誰も居ないベンチで、残ったコーヒーで休憩です。
 日当りが良く、ポカポカです。30分ものんびりしてしまいました。
 少し下り、西原峠。左に下ると、数馬、仲ノ平の東京側ですが、右の郷原へ、山梨側に下ります。
 14時50分。さぁ、下山開始。落ち葉いっぱいの、南斜面をシグザグに下っていきます。眼下に郷原の集落が見えます。
 猪侵入防止ゲートを越え、郷原集落へ。墓地の横を通過して、突き当たると、郷原バス停に到着。15時45分、下山完了です。
 郷原の集落から北側の山並みを見上げると、左に三頭山。右側には、南面だけ樹木が切り払われた、槙寄山山頂が見えました。
 16時25分の上野原行きバスに乗車。誰も乗っていませんでした。
 上野原駅17時25分の電車で高尾駅へ。17時49分発の快速に乗り帰宅。

 今日の天気は、快晴。気温は高く、山頂近くからは暑いくらいでした。アイゼンが必要だったのは、西峰の北側巻き道だけでした。
 そして、ツネの泣坂。ヌカザス尾根に合流する直前の急斜面は、本当に怖かったです。
 それから、浮橋を渡る予定の方は確認してから出掛けて下さいね。【問合せ先】小河内貯水池管理事務所 電話:0428−86−2211

峰谷橋バス停 峰谷橋を渡る 馬頭トンネルへ



トンネルを抜ける 麦山の浮き橋 奥多摩湖



深山橋、そして奥に三頭橋 ムロクボ尾根への登山口



丸山山頂



明るい尾根道


ツネの泣坂 もう一登り ヌカザス尾根に合流



御前山 入小沢ノ峰(1,302m)



鶴峠分岐 三頭山(西峰)北側の巻き道



三頭山(西峰)への登り 三頭山(西峰) 1,524.5m 富士山(三頭山(西峰)より)



三頭山(中央峰)へ(御堂峠) 三頭山(中央峰) 1,531m ここで昼食



三頭山(東峰) 1,527.km 展望台 左、御前山 右、大岳山(展望台より)



ムシカリ峠へ(御堂峠) ムシカリ峠



三頭山避難小屋 避難小屋前より、富士山



大沢山(1,482m) 気持ちの良い尾根道 三頭大滝への分岐



槙寄山山頂ベンチ 槙寄山(1,188.2m)



西原峠 下山開始 落ち葉の、サクサク道



権現山 猪侵入防止ゲート 集落へ



郷原バス停 中央に三頭山(郷原より)