2009年12月12日 越前岳、黒岳 (静岡県裾野市)
                 えちぜんだけ、くろだけ

 十里木バス停→越前岳登山口→越前岳→富士見台→富士見峠→黒岳→愛鷹山神社→愛鷹登山口バス停

 箱根付近の山から、いつも眺めていた愛鷹連峰。最高峰の越前岳に出掛けます。
 昨日の雨が明け方まで降っていて曇り空ですが、予報では回復するはずです。東京駅6時33分発の新幹線こだま631号に乗車。
 小田原に近づいてくると、西の空が明るくなってきて、富士山の中腹から下が見えてきました。
 三島駅で在来線に乗り換えて、沼津で御殿場線に乗ります。沼津から御殿場線に乗るのは初めてです。
 車窓から富士山が見えますが、中腹に雲が架かっています。8時16分に御殿場駅に到着。
 御殿場駅も初めてです。富士山口に出ます。バス停にザックを置いて、駅前を少しふらふら。建物の間に富士山が見えました。
 8時35発の十里木(じゅうりぎ)行き富士急バスに乗車。乗客4人でハイカー3人。途中で乗る人は居ませんでした。
 富士山が、どんどん大きくなってきます。途中ススキの原を通ります。定刻9時19分に十里木バス停に到着。
 車道をさらに5分ほど先へ行くと、越前岳登山口に到着。駐車場と綺麗なトイレがありました。
 9時30分に出発。良く整備された横木の階段を登っていきます。登山道は、ほぼ南に向かっているので、正面から陽が差し込み
 眩しいです。山肌は一面ススキです。正面の鉄塔が近づいてきて、展望台に到着。富士山は、雪が多くなり真っ白です。
 少し左には、こちらも真っ白な南アルプスの山並が見えます。展望台を過ぎると、登山道は、多少荒れてきます。
 朝方まで雨が降っていたので、ぬかるんでいます。さらに登っていきます。パラボラアンテナの電波塔を過ぎると、
 少し道幅の広い歩きやすい道になり、ベンチのある小広場に到着。馬ノ背です。振り返れば富士山。中腹に雲が架かっています。
 岩の道を抜けて、雑木林の中を登っていきます。熊笹の道になりました。右に踏み跡があったので行ってみると、
 駿河湾が見えました。「越前岳まで約20分」の標識を過ぎて、苔の生えた道を登ると、勢子辻への分岐。
 傾斜が緩んできて、溝状になってる道を抜けると、越前岳に到着。10時55分。土がむき出しの小広場です。
 富士山は低い木が邪魔して、上部しか見えませんが、西側から南側は開けていて良い眺め。
 駿河湾と伊豆半島、おむすび型の淡島も確認出来ました。いくつかベンチがあり、空いていたのでベンチに座りお昼にしました。
 今日は、アルミホイル鍋のうどんと、しめじご飯です。食べ終わる頃には、山頂は人が多くなってきました。
 11時40分に出発です。雑木林の中の緩い下りを15分くらいで、富士見台。富士山が大きいです。
 急な傾斜は無いですが、ひたすら下っていきます。溝状にえぐれた道を抜けて、「愛鷹登山道入口」の標識で左に下ります。
 樹林の薄暗い道を抜けると、明るい熊笹の道になり、富士見峠に到着。途中にあったはずの、「鋸岳展望台」は気がつかずに
 通り過ぎてしまいました。ベンチがあったので、小休止。越前岳から、ここまではずっと下りでしたが、最後の登り、黒岳へ登ります。
 初めは樹林の急登。横木の階段を過ぎると、傾斜が緩んで落ち葉の道。左が開けて富士山が見えます。黒岳展望広場です。
 「黒岳自然杉」の標識があり、杉の巨木があります。「黒岳山頂(3分)」の標識から右へ雑木林を少し下り、登り返すと黒岳に到着。
 13時10分。誰も居ません。ここは広くて陽が当り、休憩には良い場所です。もちろん富士山は見えますが、東側が開けていて、
 箱根外輪山が見えます。少し左には、金時山、矢倉岳。標識があったので鋸岳の見えるポイントに行ってみました。
 30分ほどゆっくりして下山です。富士見峠に戻り、「愛鷹山神社」の標識から下っていきます。
 すぐに小さな小屋。愛鷹山荘です。無人の小屋です。トイレもありました。小さな2連の鉄ばしごがありました。
 どんどんと下って行きます。苔むした岩ゴロ道を過ぎて、樹林帯に入りました。愛鷹山神社の小さな祠があり、林道に飛び出しました。
 左に駐車場があり、ここで汗を拭いてTシャツを着替えます。林道を15分ほどで広い車道に合流。
 ここに愛鷹登山口バス停があります。14時50分。
 15時16分の御殿場行き富士急バスに乗車。御殿場15時57分の御殿場線に乗車。沼津で東海道線に乗り換えて熱海へ。
 熱海で下車して、干物と夕飯の駅弁を買って、熱海17時16分発の東京行きに乗り帰宅。

 今朝、起きた時は、まだ小雨が降っていたのですが、晴れの良い天気になり、気温も高めでした。
 初めは、今日の逆コースを計画していました。越前岳からの正面に富士山を見ながら下山したかったんです。
 でも、この時期のバスのダイヤでは、無理のようでした。いずれまた、計画したいと思います。

JR御殿場駅(富士山口) 十里木行き富士急バス 富士山(須山で)



十里木バス停 越前岳登山口(建物はトイレ) 太陽に向かって、出発



山肌は、一面ススキ 振り返れば、富士山



鉄塔へ 十里木高原展望台 上空に旅客機



南アルプス



電波塔を通過 馬ノ背



西側の山並 熊笹の道



駿河湾が見えてきました あと20分



越前岳山頂(1,504m) 山頂スペース 山頂からの富士山



駿河湾と海岸線(山頂より) 伊豆半島の山並(山頂より)



富士見台より 落ち葉の道



暗い樹林帯の下り 富士見峠 黒岳へ



横木の階段を登る 黒岳展望広場より 黒岳の自然杉



雑木林を抜けると 黒岳山頂(1,086.5m) 山頂からの富士山



鋸岳を遠望 箱根外輪山、左に金時山 富士見峠から下ります



愛鷹山荘



苔むした岩ゴロ道 愛鷹山神社



ここに下山しました 駐車場(バス停へは手前へ) 愛鷹登山口バス停