2009年11月7日 二子山、武川岳 (埼玉県横瀬町、飯能市)
               ふたごやま、たけがわだけ

 芦ヶ久保駅→二子山(雌岳、雄岳)→焼山→蔦岩山→武川岳→天狗岩頂上→湯の沢→名郷バス停

 2005年5月以来の再訪ですが、今回は逆ルートです。西武池袋駅7時04分発の快速急行に乗車。
 飯能を過ぎて、電車の進行方向が反対になります。駅に着く度に、少しは降りる人がいますが、車内はなかなか空きません。
 8時40分に芦ヶ久保駅に到着。どっと人が降りました。ほとんどの乗客が芦ヶ久保駅で降りたようです。
 改札を出るまで行列です。改札を出ると、みんな受付に並んでいます。帰りに分かったのですが、今日は西武グループ企画の
 「奥武蔵チャレンジハイキング」の日だったのです。駅前は、すごい混みようです。早くここを抜けだしたいので、左の坂道を下って
 道の駅へ行きます。ここでトイレを済ませて、準備します。
 8時55分に出発。道標に従い線路に沿って行くと、左に小さなトンネルがあり、線路をくぐります。照明が無いので、足元は見えません。
 すぐに山道になりました。雑木林の中を登っていきます。大きな岩の間の道を抜けると、兵ノ沢に沿った道になります。
 丸太の橋で、沢を何度か渡り返します。最後の丸太橋を渡ると、少し傾斜が増してきました。尾根道に出ると傾斜は緩みました。
 今度は、ロープの張ってある急登になりました。ロープ終わり、じきに二子山の雌岳に到着。
 この山頂と芦ヶ久保を結ぶ登山道は2本あり、前回は、もう1本のルートを下りました。露岩の急な下りから、登り返すと雄岳に到着。
 雌岳、雄岳とも標高は同じだったんですね。ここからは、すぐそこに武甲山。そして秩父市街地が見渡せましたが、
 今日は気温が高く、大気が霞んでいるので、遠くの山は見えませんでした。
 小さく登り下りを繰り返します。小ピークで振り返ると、二子山が見えます。急な登りになり、木の根や露岩を登りきると、焼山山頂。
 小さなベンチのある山頂からは、目の前に武甲山。そしてススキの奥に紅葉した山肌。なかなか良い眺めです。
 小休止して、おにぎりを1つ食べました。
 焼山を下り、杉林を抜けると、岩交じりの急な登りが、しばらく続きます。登り着くと、正面に武川岳が姿を現しました。
 山肌は紅葉しています。ここが蔦岩山だったようですが、標識が無かったのか見落としたのか、この時点では分かりませんでした。
 ここからは、落ち葉いっぱいの歩きやすい道。少し下り、緩い傾斜を登って行くと、武川岳に到着。12時20分。
 山頂は広くて、ベンチが4つあります。山頂からは、南側だけが開けています。
 ここで、お昼です。インスタントラーメンを作ります。最近、お気に入りの野菜のフリーズドライ 「ラーメンの具」を入れて煮込み
 最後に溶き卵を入れます。これからの時期は、これが美味しいのです。食後にコーヒーを飲んで、13時10分に出発です。
 「山伏峠・天狗岩へ」の道標に従い南の尾根を下り、緩い登りで、ベンチの2つある、前武川岳。
 ここで道は分岐。直進すると山伏峠。右の「上級者向け」と書かれた、天狗岩コースへ向かいます。
 すぐに、右側に鹿除けの柵のある急な下り、その後、木立の中の歩きやすい道を行くと、正面に岩塊。「天狗岩頂上」の標識。
 この岩塊を越えて岩稜の尾根を進むのが、男坂。前回逆コースの時は、男坂を歩いたので、今回は、女坂を下ることにしました。
 女坂は、正面の岩塊の左から樹林の中を下るのですが、決して楽な道ではありません。どこを下ったら良いか分からないまま、
 木につかまりながら、少しずつ下っていきます。始めのうちは、木に巻かれたテープを意識しながら下っていたのですが、
 どんどんと、下に向かって行きました。だんだんと倒木が多くなり、足場が悪くなってきました。目印のテープは見つけられません。
 どうも、下りすぎてしまったようです。もう上には戻れそうにありません。少し先が、明るく見えるので、開けた所が近いようです。
 明るい方に向かって行くと、石灰石の採掘場の真横に飛び出しました。ここで地図を確認。
 この採掘場の上に尾根道があるようで、そこに本来の道があるようです。女坂と男坂は、かなり上で合流するはずだったようです。
 コースを見失ってしまいました。この採掘場の中の道を歩かせてもらえば、下山出来そうですが、そうも行かないでしょうね。
 もう1度、地図を確認。採掘場の西側に本来の名郷への尾根道ですが、かなり登らなければ戻れません。東側は湯の沢地域。
 決断! 湯の沢に下る事にしました。倒木などがあり、歩きにくい道(道ではありません)を東へ向かいます。
 だんだんと、車の音が聞こえてきました。道路が近いようです。下の方に人家が見えてきました。湯の沢集落でしょう。
 まだ安心はできません。登山道があるわけでは無いので、安全に下れる道はありません。慎重に少しずつ、下れそうな所を探します。
 なんとか下山して人家の裏に、たどり着き、車道に出ました。いやぁ、なんとか下山できました。
 少し車道を下ると、湯の沢バス停。ここのバス停まで来るバスは、あまりありません。このまま下って行けば名郷バス停です。
 15分ほどで、名郷に到着。公衆トイレで、汗を拭いて、Tシャツを着替えます。
 15時50分発のバスに乗り飯能へ。今日は飯能祭りだそうでバスは少し迂回。飯能17時05分の特急ちちぶ34号に乗り帰宅。

 今日の天気は、朝のうちは晴れ。昼過ぎからは、曇り時々晴れ。風は無く、わりと温かい陽気でした。
 前回の名郷からの天狗岩の男坂コースは、迷うことなどありませんでしたが、今回の天狗岩頂上からの女坂コースは、
 急な樹林の下りで、目印のテープが見つけづらく、危険でした。男坂の方が、分かりやすかったようです。
 なんとか、無事に下山出来て、良かったです。

西武線芦ヶ久保駅 芦ヶ久保駅前(中央に大観音) 駅 左の坂を下る



トンネルで線路をくぐる すぐ山道に



丸太橋



尾根道に出ました



ロープのある急登 二子山・雌岳(882.7m) 二子山・雄岳(882.7m)



武甲山(雄岳より) 秩父市街地(雄岳より) リンドウ?



二子山を振り返る



焼山(850m)



急登



武川岳 落ち葉、いっぱい 鮮やか



武川岳(1,051.7m) 武川岳から南側の眺め



前武川岳(1,003m) 天狗岩コースへ



鹿除け柵に沿った、急な下り 天狗岩頂上 標識



天狗岩入口 女坂を下る 石灰石採掘場に飛び出す



こんな所に出てきました 湯の沢に下山完了 名郷バス停