2006年3月25日 笹子雁ヶ腹摺山(山梨県大月市、大和町)
ささご がんがはらすりやま
笹子駅→笹子峠→矢立の杉→笹子雁ヶ腹摺山→棚小屋沢橋→道の駅甲斐大和→甲斐大和駅
錦糸町7時8分の特急あずさ3号に乗車。8時31分に大月駅で下車。ホームで昼食用の駅弁を買います。
8時46分の普通電車に乗り8時58分に笹子駅到着。私を含め3人が下車。他の2人もザックを背負っています。
国道20号を西へ向かいます。大型車が通りますが、狭いながらも歩道があるので安心です。
新中橋手前に「矢立の杉 ここより4km先」の標識。新中橋の左にも橋があり、こちらが旧甲州街道の中橋です。
中橋を渡り国道20号と分かれると、すぐに直登コースを示す道標があります。直進すると直登コース。
ここは左の県道を行きます。道は少しずつ登って行きます。新田集落を過ぎ、杉並木の中の道を歩きます。
舗装道路ですが、車は通りません。橋を渡ってしばらくすると、笹子峠自然遊歩道の入口に着きました。
車道と分かれて遊歩道を歩きます。歩きやすい道です、途中小さな橋で沢を渡ります。
前方にベンチが見えてきました。広場になっていて、ここが三軒茶屋跡と呼ばれる所で、明治天皇御野立所跡の石碑が
建っています。さらに進み、沢を飛び石伝いに渡り、ひと登りすると、目の前に巨樹が現れました。
これが、矢立の杉で、幹回り9m、樹齢1000年を超す巨樹で、天然記念物に指定されています。
すぐに再び県道に出ました。ここから先へは、冬期(4月中旬まで)通行止めになっています。
県道をゆっくり登っていくと、美しいレンガ造りのトンネルが現れました。笹子隧道です。有形文化財に登録されています。
隧道の右から登山道に入っていきます。すぐに道標の立つ笹子峠。十字路になっています。滑りやすい急坂を登ると
尾根道になりました。所々樹脂製の階段が付けられています。鉄塔を過ぎ、落ち葉の山腹道を行きます。
次の鉄塔の立つ台地に着くと見晴が良くなり、笹子雁ヶ腹摺山が迫ってきました。尾根道に入ると、雪が残っています。
急なジグザグを登り切ると、笹子雁ヶ腹摺山の山頂に到着しました。11時35分。360度の展望です。
ただ、所々に雲が広がっています。南アルプスは霞んでいて、うっすらとしか見えません。
南側にも雲があり三ツ峠山の向こうに見えるはずの富士山も見えません。でも、まずまずの眺めです。
山頂に笹子駅で降りた1人がすでに、登ってきていました。直登コースを登ったそうです。
ここで、昼食タイム。大月駅で買った駅弁を食べました。休んでいる間に、結構登ってくる人がいました。
12時20分に下山開始。北への尾根道を行くと、道は分岐します。道標は右の米沢山、大鹿峠方向だけを示しています。
迷わず左の道に進みます。ここから先は送電線巡視路。「山と高原地図」には、全く載っていない道なのですが、
大人の遠足ブック「中央線からの山あるき」には、しっかり紹介されています。
しばらくは雪の残った道を下っていきます。傾斜の急な所には、階段が付けられていて安心です。
鉄塔下に着くと、良い展望です。どんどん高度を下げていくと、石碑が建っていました。刻んだ文字は読み取れません
でした。この辺りから傾斜がきつくなり、所々ロープが張られています。麓の集落が、だんだん近くなってきました。
最後の階段を急降下すると、林道に降り立ちました。右の下流川に行き、小さな棚小屋沢橋を渡ります。
林道をゆっくり下っていくと、眼下に道の駅が見えてきて、すぐに道の駅「甲斐大和」の裏手に着きました。
ここで少し休憩。お土産の信玄餅を買います。国道20号を駅に向かいます。14時20分に甲斐大和駅に到着。
14時56分の普通電車で大月へ。大月で時間を潰して、大月16時1分の特急かいじ114号で帰宅。
天気は、晴れ時々曇り。気温は高めで、行動中はTシャツ1枚でOK。
今回の下山コースは、送電線巡視路で、地図には載っていなくて、行く前はちょっと不安でしたが、良く整備されていて
安心して歩くことが出来ました。ただ登山道としては整備されてないので、道標は、一切ありませんでした。
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